「彼が確実にリカバリーして、試合に出場できる状態であることは確認している。そういった意味では、招集してプレーしてもらうことは可能だったかもしれないが、まだプレーしていないということで決めた。そこはプレイヤーズファーストで考えないといけない」
21日にホーム、26日にアウェーで対戦する北朝鮮との2連戦は「間違いなく、激しく厳しい試合になる」ことが予想される。しかも敵地・平壌の金日成スタジアムは人工芝のピッチ。「ケガのリスクということを考え、どれだけのプレーができるかも確認できていないので招集しないことにした」と、ケガのリスクも高まる環境を考慮し、選外となった。
冨安はアジアカップでグループリーグ第2戦のイラク戦に後半開始から途中出場し、その後は準々決勝のイラン戦まで3試合連続で先発出場。「イラン戦で違和感があり、その後、ケガということでプレーできなくなった。まずは本人のために、そして本人が所属するクラブのために同じようなことが繰り返されないようにという思いで」招集を見送った森保監督は「本人がしっかりしたパフォーマンスをアーセナル、プレミアの舞台で見せてくれれば、自然と代表チームの戦力になるということを考えて招集しなかった」と、優勝争いも佳境を迎えるシーズン終盤に所属チームに専念してもらう選択に至った。
(取材・文 西山紘平)
●北中米W杯アジア2次予選特集
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2024-03-14 06:09:00Z
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