ロサンゼルス地元紙「大谷選手の弁護士が彼に話をさせるか疑わしい」…ＭＬＢの調査は長期化か - 読売新聞オンライン

　【ロサンゼルス＝後藤香代】米大リーグ機構（ＭＬＢ）は２２日、ドジャースの大谷翔平選手（２９）の通訳を解雇された水原一平氏（３９）の違法賭博疑惑に関する正式な調査を始めた。大谷選手や水原氏への聴取を進めるとみられる。

　米メディアは、水原氏が日本の国税庁にあたる内国歳入庁（ＩＲＳ）の捜査対象になっていると報じている。地元紙ロサンゼルス・タイムズは「連邦政府の捜査の最中に大谷選手の弁護士が彼に話をさせるかどうか疑わしい」と指摘し、ＭＬＢの調査が長期化するとの見通しを伝えた。

　水原氏は、賭博でつくった借金の肩代わりを大谷選手に頼んだと発言した翌日、一転して「大谷選手は何も知らなかった」と釈明したと報じられている。大谷選手の銀行口座から水原氏との関係が疑われるブックメーカー（賭け業者）に送金された経緯が調査の軸になるとみられる。

　一方、米スポーツ専門局ＥＳＰＮは２２日、「大谷選手は新しい通訳が付くまで（疑惑を巡って）何が起きているのか気付いていなかった」と報じた。２０日に韓国で行われた開幕戦後、球団幹部から通訳を介して説明を受け、ようやく事態を把握したという。ＥＳＰＮは「大谷選手は水曜（２０日）に初めて自分の口座からお金がなくなっていることに気付いた」と広報担当者の話を引用した。

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2024-03-23 12:09:00Z
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