鹿島アントラーズは9日、J1昇格組のFC町田ゼルビアに0-1で敗れ、今季初黒星を喫した。シュート数でも10対12と下回った上、枠内シュートわずか1本での黒星。新加入のエース候補FWチャヴリッチ、負傷明けで今季初先発のFW鈴木優磨の2トップが不発に終わった。
試合後、ランコ・ポポヴィッチ監督は前半13分に先制された展開について「うちがやりたくない試合の入り方をしてしまったことが次に向けての課題。ロングボールを蹴らされて、相手のサッカーに付き合う入り方だった。しっかりと後ろからボールを動かして、相手を揺さぶりながらできなかったのが反省点」と振り返りつつ、「先制点を決められてからうちのやりたいことができ始めたが、こういう意思統一されているチーム、強固なチームに先制点を奪われると厳しい展開になる。我々がゴールを決められないのなら決めさせないということがやり切れなかったことでこの結果に繋がった」と敗因を述べた。
この一戦では開幕2試合で先発していたDF関川郁万、ボランチ起用が続いていたMF知念慶が負傷欠場し、指揮官はJ1リーグ戦初出場のDF津久井佳祐のCBに先発抜擢。「試合2日前に予定していたメンバーを変えないといけないことが起きたのがチームとして残念だったが、ポジティブなのはCBの津久井がキャリアで初めての試合出場を果たしてくれたこと、そして良いプレーを見せてくれたこと。それはチームにとってポジティブだと思う」と手応えを述べつつ、「後半は我々がやりたいことを見せられたし、ゴールに迫る回数を増やせたが、ああいうプレーを試合開始から見せていくことが我々の次の課題だと思う」とあらためて序盤の戦い方を悔いた。
また2020〜22年に町田を率いた経験を持つポポヴィッチ監督にとっては古巣対戦での完敗。決勝点はパリ五輪世代のMF平河悠に決められる形となったが、同選手は山梨学院大の3年生だった21年に自身が抜擢し、22年は主力として起用した教え子だった。
ポポヴィッチ監督は平河について「私が率いていた時の町田にとっても非常に大きな存在だった。(22年は)彼が大宮戦以降、町田の試合に出られなくなってから我々も結果を出すことができなかった。彼の能力は非常に高いと思っていた。結果を左右する選手だと思っていた」と振り返りつつ、「彼に決められたのはもちろん私にとって悔しいこと、残念なことだが、彼はこれから近い将来、日本代表に入っていく能力を持つ選手だと思っている」と称えた。
(取材・文 竹内達也)
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2024-03-09 07:35:00Z
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