Minggu, 03 Maret 2024

阿部麗也にTKO勝ちしたルイスアルベルト・ロペス 「妻と娘の顔がチラッと見えて」8回に猛ラッシュ - スポーツ報知

◆プロボクシング ▽IBF世界フェザー級(57・1キロ以下)タイトルマッチ12回戦 〇王者ルイスアルベルト・ロペス TKO8回39秒 同級1位・阿部麗也●(2日=日本時間3日、米国ニューヨーク州ベローナ)

 【ベローナ(米ニューヨーク州)2日=日本時間3日・宮田有理子通信員】世界初挑戦の「自称・天才サラリーマンボクサー」阿部麗也(KG大和)は、IBF世界フェザー級王者ルイスアルベルト・ロペス(メキシコ)に8回TKO負けした。

 3度目の防衛に成功したロペスは「8ラウンドで妻と娘の顔がチラッと見えた。ここで試合を決めてやる」と思ったとおり、8回、左右のフックからラッシュをかけると、危険を察したレフェリーが試合を止めた。

 「相手のことをリスペクトしていた。2回のパンチで(阿部の右目下が)腫れ上がっているのが分かった。ハートが強いことを見せることができた」とロペス。ガードを下げて、パンチを振り回す独特のスタイル。飛び込むようなパンチに、阿部は何度も下がらされた。2回には強烈な左フックがヒット。阿部はカット癖のあった右まぶたを手術して完璧な縫合をした上で試合に臨んだが、今度は右目下がみるみるうちに青黒く腫れ上がった。相手の視界を狭くした王者は左フック、アッパー、ボディーと上下に打ちわけて前に出続けた。

 「私は統一チャンピオンになるのが夢。次の勝者を相手にしてもいい」とロペス。ほとんど傷のない顔で、フェザー級の4団体王座統一を目指していることを改めて口にしたが、引き続き行われるオタベク・ホルマトフ(ウズベキスタン)とレイモンド・フォード(米国)のWBA世界フェザー級王座決定戦の勝者も“標的”に挙げた。同時に「上の階級に上げてもいい」とスーパーフェザー級(58・9キロ以下)転向して2階級制覇を狙う選択肢も口にしていた。

 戦績は30歳のロペスが30勝(17KO)2敗、30歳の阿部が25勝(10KO)4敗1分け。

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2024-03-03 04:36:00Z
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