今年のプロ野球の発展に最も貢献した監督や選手に贈られる「正力松太郎賞」の選考委員会が8日、都内で行われ、オリックスを26年ぶり5度目の日本一に導いた中嶋聡監督(53)を選出した。また、22歳シーズンという史上最年少で3冠王となったヤクルトの村上宗隆内野手(22)には特別賞(300万円)が贈られた。
選手時代も含めて初受賞となった中嶋監督は、前年まで連続最下位だったチームを率いて、21年から2年連続のリーグ優勝に導き、日本シリーズでは昨年敗れたヤクルトを相手に4勝2敗1分けで日本一に導いた。球団で受賞するのは、94年イチロー、95年イチロー、96年仰木彬監督以来、4度目の名誉となる。
また、特別賞は前年の大谷(マリナーズ)、侍ジャパン・稲葉監督以来、5度目。村上は打率.318、56本塁打、134打点で史上最年少での3冠王となり、最高出塁率.458も含め4冠を獲得した。勝負強い打棒を称した「村神様」は、「現代用語の基礎知識選 2022ユーキャン新語・流行語大賞」の候補30語に選出されたほど社会現象にもなった一年だった。
座長である山本浩二選考委員は、選考の経緯について「それぞれがかなり意見を出し合った。みなさん悩んだと思う。過去にないほど難しかったのではと思います。(最終的には)監督が過去にも正力賞と獲っており、中嶋監督を正力賞、村上選手を特別賞に決まった」と説明した。
同一年にダブル受賞となれば、2012年の巨人・原辰徳監督と阿部慎之助捕手以来、10年ぶり4度目だったが、村上は特別賞だった。
▼正力松太郎賞 日本のプロ野球の発展に大きな功績を残した故正力松太郎氏を記念し、1977年に制定された。プロ野球界に貢献した監督、コーチ、選手、審判員を対象に選考委員会が選出する。賞金500万円。受賞者は日本一に輝いた監督が多い。第1回の受賞者は77年に世界記録の756号本塁打を放った王貞治(巨人)。最多受賞は選手で1度、監督で4度受賞した工藤公康。
続きを表示
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiVmh0dHBzOi8vd3d3LnNwb25pY2hpLmNvLmpwL2Jhc2ViYWxsL25ld3MvMjAyMi8xMS8wOC9raWppLzIwMjIxMTA4czAwMDAxMTczNDE1MDAwYy5odG1s0gEA?oc=5
2022-11-08 08:00:00Z
1645850055
Tidak ada komentar:
Posting Komentar