阪神藤浪晋太郎投手(28)の動向について、米メディアが取り上げた。米サイト「MLBトレードルーマーズ」は16日、「藤浪はハイリスクハイリターンとなりそう」と紹介した。

藤浪は今オフにポスティング申請を阪神から容認される見通しとなっている。どの球団にも獲得する機会が訪れるが、同サイトではMLB球団が獲得することは「ハイリスクハイリターンになりそう」とした。

その理由として「162キロ(101マイル)の速球を持つエリートだった過去を持つ。10年以上の経験がありながら、まだ(来季は)29歳と若い」とまず長所を2点挙げた。一方で「近年は苦戦している」と17年から登板イニングが一気に減少したことを指摘した。

MLB各球団の藤浪に対する見方は「大きく分かれるだろう」とした。「まったく興味を持たない球団も、彼の武器を生かす目的にチャンスを与える球団もありそう」と今後の動きを予想していた。

藤浪は今季、16試合に登板し3勝5敗、防御率3・38だった。66回2/3で21四球、3死球だった。21年は48回1/3で40四球、4死球だった。このことから同サイトは「MLB平均の四球率は8・2%。藤浪は今季7・6%は立派で、21年の16・8%から大きく改善した」とも評している。