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- 藤川球児
さらば、火の玉-。阪神・藤川球児投手(40)が31日、今季限りで現役引退することを発表した。オンライン会見に応じた谷本修球団副社長兼本部長(55)によると、右上肢のコンディション不良で抹消されている8月中旬に球団へ「体が悲鳴」と引退の意向を告げ、了承された。1日午後、会見を開く。日米通算250セーブまで5。野球人生に「後悔はない」としながらも、今季中の復帰へ強い意欲を見せた。
歯を食いしばり、直球一本で打者と立ち向かった球児がユニホームを脱ぐ。自身の進退について、何度も球団と話し合い、それでも身を削って投げていた。8月中旬。谷本球団副社長兼本部長に最後の答えを告げた。
「1年間を通じて、コンディションを保つのが年々難しくなってきた。体が、実をいうと悲鳴をあげているんです」
午後4時半、オンライン会見を開いた谷本副社長によると、球児は引退を申し入れた理由として「悲鳴」を挙げたという。さらにチームに迷惑をかけていることを謝罪し「野球人生について、まったく悔い、後悔はないです」と打ち明けた。
矢野監督から早々と守護神に指名されて臨んだ今季は11試合に登板して1勝3敗2セーブ、防御率7・20。7月12日に右肩、8月13日には右上肢のコンディション不良で抹消され、リハビリを続けていたが“ドクターストップ”がかかっていた。谷本副社長は「かなり深刻。お医者さんからも簡単にいうと『もういいんじゃないか』といわれるぐらい、結構大変な中でやっている」とし、藤川が「手術が必要なレベル」と告げていたと説明した。肩や肘だけじゃない。バランスを崩したことで腰にも足にも、さまざまな箇所に飛び火し、年齢的にも修復が不可能になっていた。
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2020-08-31 20:03:37Z
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