白血病から復帰を目指す競泳女子の池江璃花子(20=ルネサンス)が、1年7カ月ぶりの復帰レースを翌日に控えた28日、マネジメント会社を通じて意気込みを語った。

東京都特別大会(東京辰巳国際水泳場)の女子50メートル自由形に向けて「この数カ月間練習してきた今の自分の実力を確認する場と考えています。目標はインカレの参加標準記録26秒80を切ることです。待ち望んでいたレースなので、競技者として競う気持ちを大切にしながら楽しみたいです」とコメントした。

池江は、日本学生選手権(10月、東京辰巳国際水泳場)の個人種目での出場を目指している。同選手権に出場するためには一定のタイムが必要。女子50メートル自由形は26秒80をクリアすれば出場資格が得られる。なお同種目の日本記録は池江が持つ24秒21となっている。

昨年2月から10カ月の入院生活、今年3月のプール練習再開と1歩1歩進んできた。「不安な毎日が続いているので、病気と闘っている方やいつも応援してくれる方々に私のレースを見て、ポジティブな気持ちを持ってもらえたらいいなと思っています。どのような自分を見せることができるか、私自身も楽しみです!」と締めくくった。