ルノーF1チームは昨年から撤退が噂されているが、先週、フランスのブルーノ・ル・メア経済財務相はルノー自体が“消滅”の危機にあり、今後のルノーの戦略次第では50億ユーロ(約5889億円)の融資を認めない意向を示しており、F1撤退の噂に拍車をかけている。
そんな中、イタリアの Gazzetta dello Sport はドミトリー・マゼピンがエンストンにあるルノーF1チームの買収に関心を示していると報道。F2ドライバーのニキータ・マゼピンの父親であるロシアの肥料会社ウラリカリの会長を務めるドミトリー・マゼピンは、過去にフォース・インディア、ウィリアムズ、そして、同じように撤退が噂されているメルセデスF1チームなどの買収についてたびたびその名前が紙面をにぎわせており、ある種お決まりのネタともいえる。
ドミトリー・マセピンは、フォース・インディアを買収したローレンス・ストロールのようにニキータ・マゼピンのために自分でF1チームを所有するチャンスがあると考えているが、ニキータ・マゼピンはまだF1参戦に必要なスーパーライセンスポイントを獲得できていない。そのことが買収を阻む障害となっていると同紙は報じている。
一方、メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフもルノーにコンタクトを取ったと報じられている。買収についてではないが、自身がマネジメントする周冠宇をダニエル・リカルドの後任に据えようと試みているという。周冠宇は現在ルノーF1チームのテストドライバーを務めており、レギュラードライバーの座を手に入れるために2000万ユーロ以上のスポンサーマネーを持ち込むとされている。だが、
さらに、Toto Wolffもルノーに報告しました。オーストリア人は、ルノーのダニエルリカルドからシートを引き継ぐために、彼の生徒の中国人ドライバーGuanyu Zhouを前進させました。周は現在ルノーのテストドライバーであり、通常のドライバーとして2000万ユーロ(約2億3500万円)以上のスポンサー資金をもたらします。だが、周冠宇も現時点では十分なスーパーライセンスポイントを獲得できていない。
現在、ルノーはF1チームの将来に関していくつかのカードを持っていることになる。同社は5月27日に記者会見を開く予定であり、経営陣から今後の方針が説明されることが期待されている。
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2020-05-27 03:21:37Z
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