Selasa, 19 Mei 2020

夏の甲子園中止でも…川上憲伸さん「仲間と戦った一体感、必ず人生に役立つ」 プロだと同僚は“ライバル”:ドラニュース:中日スポーツ(CHUNICHI Web) - 中日スポーツ

[野球ファンに届ける 本紙評論家リレーコラム]川上憲伸

甲子園で力投する徳島商時代の川上憲伸

写真

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で春のセンバツ大会に続き、夏の甲子園大会も中止の見込みだという。20日に開かれる日本高野連の会議で正式決定されるもようだが、特に高校3年生の心境を思うと、つらいという言葉しか出てこない。

 少し乱暴な言い方だが今年、もしプロ野球が開幕できなくても正直、来年があるという仕切り直しはできる。ただ夢舞台は二度と帰ってこない。しかも甲子園というのは、何も球児だけのものではない。家族の集大成といっても決して大げさではないだろう。

 親御さんたちは、小学生から野球を始めた息子のためにお弁当を作り、時に送迎も余儀なくされる。中学生になってもその日々を過ごして晴れて強豪校に入学。甲子園がいよいよ現実味を帯びてくる。家族にとってそんな長い歳月をかけたストーリーのエンディングがあの夢舞台。それを突然、奪われることがどれほどショックなことなのか、心中察するに余りある。

 ボクは東京六大学に進むために、甲子園出場の可能性の高い徳島商を選択。運良く夏の甲子園でベスト8に入り、明治大学のセレクションを受ける切符をつかんだ。ただ甲子園に出ていなければボクの野球人生はどうなったかわからない。現状は大学進学の推薦枠を奪う意味でも甲子園という金看板の威力は絶大。ボクはもし甲子園で出ていなければ、おそらく野球も辞めていたのではないだろうか。

 ただ最後に球児に一つだけ言いたいのは、甲子園に向かって戦った一体感は必ず今後の人生に役に立つということだ。プロは正直、チームの同僚は仲間ではなくライバル。呼吸困難になるほど泣きじゃくり、仲間の大切さや一体感を味わえるのは高校野球しかない。そんな貴重な経験は人生の財産になると、ボクは信じている。

この記事を印刷する

Let's block ads! (Why?)


https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiVWh0dHBzOi8vd3d3LmNodW5pY2hpLmNvLmpwL2NodXNwby9hcnRpY2xlL2RyYWdvbnMvbmV3cy8yMDIwMDUvQ0syMDIwMDUyMDAyMTAwMDQxLmh0bWzSAVlodHRwczovL3d3dy5jaHVuaWNoaS5jby5qcC9hbXAvY2h1c3BvL2FydGljbGUvZHJhZ29ucy9uZXdzLzIwMjAwNS9DSzIwMjAwNTIwMDIxMDAwNDEuaHRtbA?oc=5

2020-05-20 01:48:00Z
52782417868884

Tidak ada komentar:

Posting Komentar