しかし、今年の桜花賞上位入線の顔ぶれをみると、東京2400になって最もプラスがありそうなのはエピファネイア産駒のデアリングタクトだろう。ハーツクライ産駒のクラヴァシュドールなどはオークス向きの匂いもするが、母方のパワーマイラーっぽさも強い体型体質だから、無敗の桜花賞馬を逆転できるほどのイメージはわいてこない。
となると、ラヴズオンリーユーやカレンブーケドールのような別路線組を相手にとるか、あるいは逆転まである◎とするか、今のところはそんな考えでいる。
ただ、デアリングタクトにも死角がないわけではない。エピファネイアは母父スペシャルウィークから臆病な性格を受け継ぎ、それを産駒にもよく伝えている。実際、桜花賞の序盤では馬群のなかで落ち着いて走れないようなところを垣間見せていた。内枠を引いてしまったが、いつどこで外に持ち出せるか、そこはシミュレートしたい。
(文=望田潤)
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2020-05-22 09:33:00Z
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