◎はコントレイル。皐月賞は月並みだが強いの一言。好位から進んだそれまでの3戦と違うポジショニングでも全く問題なく、4コーナーでは外を回ったが直線では力強く伸び、食い下がるサリオスを力でねじ伏せてみせた。東スポ杯2歳Sの勝ちっぷりが圧巻で、東京へのコース替わりは歓迎だ。追い切りの動きも良かったが、映像で見る限り、体付きが少しスッキリし過ぎているように映ったのだけが気になった。輸送後の馬体重や当日のテンションに注意を払いたい。
○にワーケア。こちらは弥生賞2着で皐月賞の出走権利を得ながらも、中山よりも東京向きということで、ダービー1本に絞ってきた。間隔はあいたが、その分じっくりと乗り込んできて仕上がりも良好だ。ルメール騎手の手綱さばきにも期待したい。
▲はサリオス。デビューから3連勝で臨んだ皐月賞はコントレイルには負けたものの、3着以下の馬には差がついており、他のメンバーよりも力が抜けている印象だ。前走後も在厩で調整されているが、動きを見る限り調子も良さそうだ。父ハーツクライで、ドイツのオークス馬サロミナを母に持つ血統で、距離延長も問題ないだろう。
△は2頭。皐月賞3着のガロアクリークはまだ成長しそうな雰囲気がある。東京は新馬戦以来だが、2000mでデビュー勝ちを収めており、コース替わりも問題ない。もう一頭は東京コースの未勝利戦でレコード勝ちを収めているように東京向きのサトノフラッグ。
2017年に誕生したサラブレッド7262頭の頂点に立つのはどの馬か!?日本ダービーは5月31日(日)、15時40分発走。
(文=佐々木祥恵)
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2020-05-30 11:30:00Z
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