中日の郡司裕也捕手(25)、山本拓実投手(23)と日本ハムの宇佐見真吾捕手(30)、斎藤綱記投手(26)の2対2のトレードが19日、成立したことが分かった。
ドラゴンズは正捕手の木下が14日のロッテ戦(バンテリンドームナゴヤ)で投球を右手甲に当てて骨折。長期離脱の可能性がある局面でドラゴンズが緊急補強に成功した。現在高卒5年目の石橋がスタメンマスクをかぶる中、捕手としての経験値がある宇佐見に白羽の矢を立てた。さらに左の中継ぎは福が1人でフル回転している。斎藤の獲得でブルペンに厚みを持たせるのが狙いだ。
宇佐見は2016年に城西国際大からドラフト4位で巨人に入団。4本塁打をマークした2017年には、9月5日の中日戦(松本)で巨人が2点を追う9回2死一塁から田島のワンバウンドしそうな低めのスプリットをゴルフスイングのようなスイングですくい上げ右翼席に同点弾を放っている。
その後19年に日本ハムにトレードされ、22年は自己最多の81試合に出場した。同オフにはかねてファンと公言していたアイドルグループ「ももいろクローバーZ」の高城れにと結婚したことでも話題を呼んだ。今季は9試合の出場に止まっていた。
斎藤は2015年に北照高からドラフト5位でオリックスに入団し、23年に日本ハムに移籍した。スリークオーター気味のフォームから繰り出されるスライダーが武器だ。中継ぎとして通算62試合登板し、2勝1敗、防御率6・44。今季は4試合の登板となっている。
郡司は慶大から2020年にドラフト4位で入団。東京六大学野球では三冠王を獲得し、打てる捕手として入団。1年目から30試合に出場するなど期待されたが、今年は1試合の出場にとどまった。山本は市西宮高から18年のドラフト5位で入団。1年目から1軍デビューを果たし、19年には先発ローテ入りも果たした。その後は主に中継ぎとして22年には30試合に登板。今季は14試合で1敗、防御率5・54だった。
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2023-06-19 03:30:00Z
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