Minggu, 04 Oktober 2020

プロテスト不合格~身の程知らず… 原英莉花メジャー初Vまでの軌跡 - ゴルフダイジェスト・オンライン

◇国内女子メジャー第2戦◇日本女子オープンゴルフ選手権競技 最終日(4日)◇ザ・クラシックGC(福岡)◇6761yd(パー72)

原英莉花が通算16アンダーでメジャー初優勝、ツアー2勝目をあげた。10歳から競技を始め、神奈川・湘南学院高時代の2015年から男子プロの“ジャンボ”こと尾崎将司の指導を仰いできた。173cmから放つ豪快なショットが魅力の21歳の節目を振り返った。

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2017年7月 初めてのプロテストは不合格

小杉CC(富山)で初めて受けたプロテスト。最終日は10番でのティショットが送電線に当たり、打ち直しに。2度目のティショットはロストボールでダブルボギーをたたくなど、2打足りずに不合格となった。同年は同じ学年の勝みなみ小祝さくら新垣比菜らが合格した。

2018年3月 ステップアップツアー初優勝

ステップアップツアー「ラシンク・ニンジニア/RKBレディース」(福岡・ザ・クイーンズヒルGC)で、首位と3打差の7位から出て、6バーディ、1ボギーの「67」でプレー。通算6アンダーで逆転し、同ツアー初優勝を遂げた。

ジャンボ軍団の一人として、「良い報告ができるし、安心しました。この優勝をステップに、次はもっと強い気持ちでいけると思う。これからも日々努力していきます」と話した。同年6月の同ツアー「日医工女子オープン」(富山・八尾CC)も制した。

2018年7月 プロテスト合格

チェリーヒルズゴルフクラブ(兵庫県)で行われた2度目のプロテストを通算11アンダー10位で通過。初めてのプロテストは不合格だっただけに、「負い目というか、周りからどう見られるだろうって思ってきた」。あるプロアマ戦ではゲストから「まだプロじゃないものね」と冗談で言われたことが忘れられなかったという。

師匠のジャンボには「『合格は当然だろ』って言われると思いますよ」と苦笑い。涙をこらえた真っ赤な目で「課題も見えたからまた頑張る」と決意を新たにした。

2019年2月 初めての米女子ツアーは予選落ち

米女子ツアー初参戦となった「ISPSハンダ オーストラリア女子オープン」(ザ・グランジGC)。2日目の2月15日は20歳の記念すべき誕生日だったが、無念の予選落ちを喫した。

初日「70」で17位発進も、2日目は「79」と崩れた。通算5オーバー94位に終わり、「ちょっと舞い上がっているような感じで、落ち着いてプレーできなかった。流れを着々と持っていくようなプレーができなかった。身の程知らずでした」と振り返った。

2019年6月 レギュラーツアー初優勝

「リゾートトラストレディス」(静岡・グランディ浜名湖GC)でレギュラーツアー初優勝をあげた。通算14アンダーでペ・ソンウ(韓国)と並んでホールアウト。プレーオフ2ホール目の15番(パー3)でバーディを逃したペに対し、2.5mのバーディパットを決めて涙を流した。

優勝インタビューでは「ものすごくうれしい気持ちでいっぱいです」と笑顔。師匠のジャンボには「優勝しました、まずは1勝できました、と報告したい」と話した。

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2020-10-04 09:45:28Z
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