(セ・リーグ、巨人1-2阪神、22回戦、巨人15勝7敗、24日、東京D)虎、土俵際で残った! 阪神は七回、代打で登場した原口文仁捕手(28)の勝ち越し打で巨人に2-1で競り勝った。引き分け以下でリーグ優勝が消滅し、相手先発は菅野という窮地。大腸がんを克服した男が3試合連続打点で救った。25日は今季の東京ドーム最終戦。勝って意地を見せてくれ!
不屈の男からほとばしる気迫が、巨人の絶対的エース菅野を飲み込んだ。これ以上やられてたまるか-。殊勲打に原口は三塁ベンチへ向け、大きく右手を突き上げた。
「菅野投手は1打席に甘い球が1球来るか来ないかの投手。1球目からしっかり準備して打ちに行った中で、その甘い球をひと振りで弾き返すことができた。接戦の中で流れを変える一打を打つことができてよかった」
1-1の七回2死一、二塁。高橋の代打で打席に向かった。カウント1-0から2球目。甘く入った148キロを見逃さなかった。快音を残し、白球は中前に弾む。今季5度目の対戦。手がつりながらも続投を志願した菅野から、今季初白星をもぎとる決勝打とした。
「その(やり返したい)気持ちは強く持っていた。きょうはたまたま自分だっただけで、そういう気持ちはチーム全体であるので、本当に勝ててよかった」
これで4試合連続安打。最近3試合はいずれも途中出場から打点を挙げ、計6打点という無双ぶり。「いい準備をして打席に向かうことができていることが一番。試合途中の準備、代打に行くまでの準備、試合展開とかいろいろなものを見ながらゲームに入れている」。甲子園では誰よりも早くグラウンド入り。最近では本職の捕手に加え、精力的に一塁の練習をする。代打打率・292。切り札として十分の数字だが、原口は代打に甘んじるつもりはない。
昨年1月に大腸がんが判明。手術、リハビリを乗り越えた。プラスワン投票で出場した球宴で本塁打を放ったのも、ここ東京ドーム。引き分け以下で優勝が消滅するという崖っ縁で力を発揮できたのも何かの縁か-。
25日が東京ドームでの今季ラストゲーム。矢野監督は「本当にファンのみなさんに悔しい思いをさせているのでね。なんとかもう1つ勝って終わります」と今季2勝9敗の鬼門で底力を見せることを約束した。
原口は「本当に出たところで結果を出すことがチームのためになると思う。集中してこれからもやっていきたい」と力を込めた。意地のG倒。どんな状況でも絶対にあきめない。(原田遼太郎)
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2020-10-24 20:03:00Z
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