Sabtu, 24 Oktober 2020

【菊花賞予想】無敗でここまで到達すると3冠はもう目前 - 柏木集保 - netkeiba.com

上がり馬が勝ってきた年と今年は違う


 2000mの秋華賞が創設されて25年。春の2冠牝馬「6頭」は、秋華賞の成績【5-0-1-0】。3着は2009年のブエナビスタ(2位入線→3着降着)なのでほぼパーフェクト。

 一方、同じ1996年以降、男馬の春の2冠馬は昨年までに6頭存在し、菊花賞の成績【2-0-1-1】不出走2頭。距離が未知の3000mになることもあり、3冠達成は簡単ではない。まして最近20年の菊花賞は、春のクラシック出走馬「9勝」に対し、春の2冠不出走の上がり馬が過半数の「11勝」。かつての菊花賞とは様相が逆転している。断然人気のコントレイルは大丈夫だろうか。

 コントレイルは、2005年の父ディープインパクトと同じように神戸新聞杯を快勝してここまで6戦6勝。無敗で菊花賞に挑戦した春の2冠馬はほかに1984年のシンボリルドルフ(7連勝)、1992年のミホノブルボン(7連勝)の計3頭がいて、菊花賞は「1着、2着、1着」※年代順。無敗でここまで到達すると、さすがに3冠はもう目前。

 父ディープインパクトと同様、迫力のパワー型ではないが、研ぎ澄まされた馬体に変動がないのは父と同じ。ディープインパクトは3冠を「444→448→444キロ」で戦ったが、コントレイルもここまでの2冠を「462→460キロ」。秋の神戸新聞杯が460キロ。もうすでに自身の理想の身体バランスを崩さないトップアスリートになっている。

 連続して多頭数の内枠を引いているが、皐月賞は前半ひかえて外から進出。日本ダービーは緩い流れを好位追走。神戸新聞杯は意識的にインで下げてもまれる形を経験させた。自在型であり、展開(流れ)に左右される心配は少ない。

 新星には要注意だが、グレード制が導入された1984年以降、コントレイルのような断然の人気馬(単勝100円台、支持率45%以上)は、実力勝負の菊花賞ではめったに崩れず、通算【6-2-0-0】の記録がある。2着に負けた2回の勝ち馬は、ともに2番人気の春のクラシック好走馬だった。

 断然の人気馬がいた計8回の上位3頭は、「1、7、2」「2、1、3」「1、2、3」「2、1、5」「1、6、3」「1、2、3」「1、5、7」「1、5、3」番人気の決着であり、菊花賞に限れば「堅い本命馬の相手には、抜けがくる」の金言は当てはまらない歴史が続いている。

 最近20年、春の2冠不出走馬が「11勝」としたが、それは単勝100円台のような断然の人気馬(春のクラシック組)がいた年ではなく、少々人気が割れた年だった。

 波乱歓迎だが、そういう組み合わせの年ではない可能性が高い。2番人気のヴェルトライゼンデは「ステイゴールド系の父ドリームジャーニー(有馬記念、宝塚記念)には似ていない」とされるが、母マンデラ(GER)は独オークス3着馬。その父Acatenangoアカテナンゴ、さらにその父Surumuズルムーも独ダービー馬。同父系の兄ワールドプレミアは昨年の菊花賞馬でもあり、不安のあった神戸新聞杯以上の内容が可能だろう。

 伏兵には、直線平坦の京都で大きく変わりそうなブラックホール(父ゴールドシップ)を最初にピックアップしたい。日本ダービーでは直線、猛然と伸びていた。

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2020-10-24 09:00:00Z
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