ワールドカップ2大会連続で単独最多の4回目の優勝を決めた南アフリカ。
決勝トーナメントに入ってからの3試合はすべて1点差の接戦をものにし、勝負強さを見せました。
勝負強さの要因のひとつに、控えメンバーを重要な時間帯に投入する「選手起用の妙」がありました。
今大会、南アフリカは1次リーグを3勝1敗とプール2位で突破すると、準々決勝は開催国のフランスを相手に後半逆転し、29対28で1点差で勝利しました。
準決勝のイングランド戦も後半にスクラムから主導権を握ると、終了間際にハンドレ・ポラード選手がペナルティーゴールを決めて16対15で逆転勝ちしました。
この2試合は、スクラムハーフのファフ・デクラーク選手らを後半途中から投入する戦術が功を奏し、1点差での逆転勝利につなげました。
決勝はそのデクラーク選手を先発メンバーに入れて、控え選手の8人のうち7人をフォワードにする大胆な戦術をとりました。
試合開始直後にフッカーのムボゲニ・ムボナンビ選手がけがで途中交代するアクシデントがありましたが、前半からフォワードのフィジカルの強さを前面に出すラグビーを展開。
相手のペナルティーを誘うなどして主導権を握り、12対6で試合を折り返しました。
後半はニュージーランドに押し込まれる展開が続き、この試合唯一のトライを決められましたが、フォワード中心の交代メンバーを次々投入してニュージーランドの攻撃をしのぎきりました。
試合後、ジャック・ニーナバーヘッドコーチは「3試合続けて1点差で勝利したが、私たちには勝つためのエネルギーが必要だった。このチームの33人の選手は完璧な選手ばかりではないが、彼らは戦術面で役割を果たす能力がある」と話しました。
試合展開を読んで重要な時間帯に交代の選手を投入し、1点差ゲームを次々とものにしてたどりついた4回目の優勝。
選手個々のフィジカルの強さが注目される南アフリカですが、選手の起用を含めた首脳陣のマネージメント力も光りました。
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2023-10-29 03:02:18Z
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