阪神が接戦を制した。十回、近本の適時打で勝ち越し。3年目の村上が今季初先発で7回を一人の走者も出さない快投を見せた。巨人打線は2安打と精彩を欠いた。
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巨人は救援陣が踏ん張り切れず、今季初の延長戦を落とした。原監督は敗因として「ピッチャーは責められない。やはりもう少しバッターが奮起しないとね」と指摘した。十回を戦って1得点。しかも、わずか2安打に抑え込まれた。
初対戦となった3年目の右腕、村上に苦しんだ。キレの良い速球は甘く入ってもバットは空を切る。さらに、「カットボール、ツーシームも左右に振られていいところに投げられた」と大久保打撃チーフコーチは見た。なすすべなく、7回で一人の走者も出せない完全投球を許した。
相手が絶好調だった一方、主力となる打者に上昇ムードが見えてこない。2番に入った丸は開幕から計3安打でこの試合を迎え、打率1割5厘と低迷。坂本も1割台のまま、2三振を含む4打数無安打に終わった。
原監督は「野球は個のスポーツ」と言う。投手戦となれば、なおさら主力打者の一振りは重みが増す。この日唯一の得点は、今季ここまで本塁打と打点がなかった4番の岡本和が八回に放ったソロだ。村上が交代した直後、2番手・石井の初球を打ち抜く勝負強さを見せた。坂本にも期待は高まった。しかし、1点を追う十回二死一、二塁と攻めた場面で、フルカウントから湯浅のフォークに三ゴロ。最後の打者となった。
丸は相手や自己の分析に優れた実力者であり、坂本は通算2209安打の大打者だ。スタメンから外したり、監督自らが打撃指導したりと、浮上のきっかけは与えられている。「打つべき人が打たないと試合展開はこうなる」と大久保コーチは話す。開幕11試合で3得点以下は9試合。そろそろ現状を打破してほしい。(福井浩介)
巨人・原監督 「なかなか2点目がね。(相手先発の村上には)いい投球をされましたね。(不振の丸は)彼ぐらいになると自分が一番よくわかっていると思います」
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2023-04-12 21:30:00Z
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