大リーグ、アスレティックスの藤浪晋太郎投手がレイズ戦に先発登板し、5回途中5失点で2敗目を喫し、大リーグでの初勝利は持ち越しとなりました。
大リーグで初めて先発した4月1日のエンジェルス戦で3回途中8失点で、デビュー戦は黒星となった藤浪投手は、8日、相手の本拠地セントピーターズバーグで行われたレイズ戦に先発しました。
開幕から負けなしの7連勝と好調なレイズを相手に、藤浪投手は150キロ台の速球にスプリットなどの変化球を交えて、3回までノーヒットに抑える上々の立ち上がりを見せました。
しかし、打順がひと回りした4回、フォアボールと初めてのヒットなどで二塁三塁のピンチを招くと、6番バッターの2点タイムリーで先制点を奪われました。
続く5回は、コントロールが乱れ、デッドボールと2つのフォアボールで満塁となったあと、2点タイムリーヒットを打たれ、4点目を取られたところでマウンドを降りました。
リリーフしたピッチャーが、さらに1点を追加されたため、藤浪投手は5回途中まで投げて5失点となりました。
打たれたヒットは3本、与えたフォアボールは4つで、デッドボールは1つ、奪った三振は1つでした。
試合は、アスレティックスが0対11で敗れて3連敗となり、藤浪投手は2敗目を喫しました。
藤浪「悪いイメージばかり持ったのがよくなかった」
藤浪投手は、8失点を喫した4月1日のデビュー戦と同じように、フォアボールをきっかけに4回から崩れたことについて、「立ち上がりは良かったが、フォアボールが本当にもったいなかった。投げ急ぎもあったし、特に5回は、前回打たれたことが頭をよぎって、悪いイメージばかりを持ってマウンドに上がってしまったのがよくなかった」と話していました。
ここまで2試合を投げて防御率は17点台と、力を発揮できていない藤浪投手は、「『甘くなってはいけない』『もっと良いところに投げないといけない』と難しく考えすぎていると思うので、もっとシンプルに投げていければ。最初から結果が出るのにこしたことはないが、悪かったら悪かったで反省して勉強したいと思う」と巻き返しを誓っていました。
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2023-04-09 02:11:19Z
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