◇メジャー第4戦◇全英オープン 事前(13日)◇セントアンドリュース オールドコース(スコットランド)◇7297yd(パー72)
「マスターズ」覇者がゴルフの聖地を制する可能性は――。世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーがセントアンドリュース攻略へ気運を高めた。
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今季4勝と波に乗る26歳が会見で、「ジャック・ニクラス、タイガー・ウッズ、ニック・ファルド、直近の2015年はザック・ジョンソン。ここセントアンドリュースでの優勝者の多くがオーガスタでかなりの好成績を残していることに、勇気づけられるのではないか」と質問され、「それはいい指摘だ。考えもしなかった」と表情を緩めた。
もちろん、ジョン・デーリー、ルイ・ウーストハイゼン(南アフリカ)といった例外もある。シェフラーも「そもそも彼ら(マスターズ優勝者)は多くの場所、多くのゴルフトーナメントで優勝している」と付け加えたが、まんざらでもない。
今季メジャーは4月にマスターズを制した後、5月「全米プロ」は予選落ちだったが、6月「全米オープン」で2位。メジャーデビュー戦となったのが前回2021年の全英オープンで、初日から3日間を60台で回って8位に入った。
初めて戦うゴルフの聖地について、「噂には聞いていたが、実際に見てみると全然違う。本当に特別な場所。何百年も前にゴルフがどのように設計されたのか、歴史を感じることができる」と感嘆。「ティショットで他の(ホールの)フェアウェイに打ったりする。これほど頻繁に反対側のフェアウェイに打ち込むとは思ってもみなかった。交差しているので少し危険な時もある」と新鮮な驚きもあった。
攻略法は誰もが掲げるように「バンカーには絶対に入らないように全力を尽くす」とボールコントロールを重視する。「タイガーが72ホールでバンカーを全て避けたという伝説はとてもクール」と、2005年大会ももちろん知った上での発言だ。
YouTubeが好きで、当地での前回2015年大会で「ザックが優勝した時の中継を見たが、風向きが違っていた。どこに打ったのかを見るといろいろ勉強になる」も予習済みで、「あらゆる種類のショットを打つことができるのが私のスキル」と自信をのぞかせた。
ちなみに、マスターズ覇者がセントアンドリュースで好成績を収めているデータはもちろん、日本が誇るメジャーチャンピオン松山英樹にも当てはまるわけで、大いに期待したいところだ。(スコットランド・セントアンドリュース/清野邦彦)
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2022-07-14 02:48:28Z
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