Rabu, 18 November 2020

ヤクルト・山田哲が残留、7年40億円規模 FA権行使せず“スワローズ愛”貫いた - サンケイスポーツ

10月15日のDeNA戦で勝利し、チームメートとタッチを交わす山田哲。チームの顔が残留の意思を固めた

10月15日のDeNA戦で勝利し、チームメートとタッチを交わす山田哲。チームの顔が残留の意思を固めた【拡大】

 入団10年目の今年9月に国内フリーエージェント(FA)権を取得したヤクルト・山田哲人内野手(28)が権利を行使せず、チームに残留する意思を固めたことが18日、分かった。球団側とはこれまで水面下で交渉を進めており、この日までに出来高を含めた7年総額40億円規模の大型契約で合意したとみられる。FA宣言をすれば、大争奪戦となる可能性もあったが、“チーム愛”を貫いたもようだ。

 今オフのFA戦線で、最大級の注目を集めてきた山田哲が、残留の意思を固めた。熟考を重ねる中、決め手となったのはスワローズへの深い愛情だった。

 2011年にドラフト1位で入団。リーグ優勝を果たした15年をはじめ、16、18年と史上初となる3度のトリプルスリー(シーズン打率3割、30本塁打、30盗塁)を達成。16年からは「ミスタースワローズ」の象徴である背番号1を託されるなど、チームの顔となった。

 入団10年目の今季は7月に上半身のコンディション不良で出場選手登録を外れたこともあって、94試合の出場で、打率・254、12本塁打、52打点と不完全燃焼に終わった。今季最終戦となった10日の広島戦(神宮)後には、球団広報を通じて「FA権を取得して、ここまで野球を続けられたこと、させていただいた方に感謝します。入団して一生懸命プレーをしてきて、自らの身の振り方を考えるのも初めてですので、じっくり考えたいと思います」とコメント。権利行使も含めて、検討していく考えを示していた。

 この日までに球団側とは複数回にわたって水面下で交渉。チームは最大限の評価と誠意を示し、全力で慰留に努めてきた。最終的に契約は今季と同程度の年俸5億円で、出来高を含めると7年総額40億円規模の大型契約で合意したとみられる。7年契約は松中、柳田(ともにソフトバンク)、則本昂(楽天)と並ぶ、日本球界最長だ。

 FA権を行使すれば、資金力が豊富なソフトバンクなどが獲得に乗り出すことは必至で、大争奪戦が繰り広げられる可能性があった。

 今年9月にFA権を取得した際は「ヤクルトにドラフトされて本当によかったと思います。環境だったり、人と人との縁だったり、自分は恵まれていると思います」と支えてくれた球団関係者やファンへの感謝を口にしていた。

 チームは今季、2年連続で最下位に沈んだが、再び神宮球場で優勝を決めたいという強い思いで、来季以降も同じユニホームに袖を通す覚悟を決めたもようだ。

 7年契約が終了した際は35歳。生涯スワローズを決断したともいえそうだ。来季の逆襲へ-。背番号1が先頭に立ち、チームの新たな時代を築く。

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2020-11-18 18:00:00Z
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