Senin, 30 November 2020

フェルスタッペンがアルボンに苦言「チームメートから30秒も遅れては・・・」 - TopNews

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2020年12月01日(火)5:15 am

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が、チームメートのアレクサンダー・アルボンに冷水を浴びせるようなコメントを行った。

●【決勝レース結果】F1第15戦バーレーンGP タイム差、周回数、ピット回数

トップF1チームのひとつであるレッドブルで2年目のF1シーズンを迎えているイギリス生まれのタイ人ドライバーであるアルボンだが、ここまでのところ期待に応える活躍を見せることができず、今年限りでシートを失う可能性も高いのではないかと考えられている。

そうした中、バーレーン・インターナショナル・サーキットで29日(日)に行われた第15戦バーレーンGP決勝でアルボンは2位となったフェルスタッペンに次ぐ3位でフィニッシュ。第9戦トスカーナGP以来となる2回目の表彰台に上っている。

だが、これはレース終盤に3番手を走行していたセルジオ・ペレス(レーシングポイント)のマシンにエンジントラブルが発生したことが幸いしてのことだった。

「セルジオのことがあって少しばかり幸運だったのは確かだよ。彼は本当にいいレースをしていた」

そう語った24歳のアルボンは、金曜日に行われたフリー走行2回目で犯したクラッシュに言及しながら次のように続けた。

「金曜日のことを考えれば、みんなが僕のクルマを間に合わせるために素晴らしい仕事をしてくれたからすごくうれしかった」

「もちろん2人とも表彰台に上ることができたのはいい気分だよ。僕もうれしく思っている」

しかし、フェルスタッペンは少し前からできればニコ・ヒュルケンベルグがチームメートになったらうれしいと思うと発言するなど、アルボンに対して不満を抱えていることをほのめかしてきている。

そして、今回もフェルスタッペンは母国オランダの『Ziggo Sport(ジッホ・スポルト)』からアルボンが表彰台に上ったことについて意見を求められると次のように答えた。

「30秒もしくは40秒もチームメートに後れをとっていたとすれば、すごくいいとは言えないんじゃないの?」

「正直に言っちゃまずいかな?」

「チェコ(ペレスの愛称)は気の毒だった。彼はすごくいいレースをしていたからね。でも、もちろんアレックス(アルボン)が表彰台に上ることができたのはよかったよ」

こうした中、2006年にレッドブルで3レースに出走した経験を持つ元F1ドライバーのロバート・ドーンボスは、アルボンにとってバーレーンでの表彰台は2021年のシート確保のチャンスを広げる大きな一歩となったと考えている。

「ヘルムート・マルコ(レッドブル/ドライバープログラム責任者)は、アルボンはそれ(表彰台)に上る必要があると言っていた。いずれにしてもマックスが最終的にシートを決めるわけではないからね」

そう語ったオランダ出身のドーンボスは次のように続けた。

「もちろん、彼(フェルスタッペン)にも意見はあるだろう。しかし、実際には目に見えないところでいろんな動きがあると思うんだ。来年、レッドブルに突然メキシコのステッカーが貼られるようなことにはならないと思うよ」

ドーンボスが言及したのは、もしもレッドブルがアルボンに見切りをつけた場合の候補者の1人だと考えられているメキシコ人ドライバーのセルジオ・ペレス(レーシングポイント)のことだ。

こうした中、レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーはバーレーンGP決勝後に次のように語った。

「アレックスはペレスの不運に助けられた。だが、私は彼が金曜日のクラッシュを素晴らしくリカバーしてみせたと思っている」

「シーズンが終わるまで契約に関する決断は何も行われない。だが、我々はアレックスがうまくやってチャンスをものにできることを強く望んでいるよ」

ホーナーはそう語ると次のように付け加えた。

「今日のような活躍を見せればそれが彼の助けになるだろう」

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