デスク 無敗の3歳3冠馬2頭に現役最強の8冠馬が対決した、歴史的な一戦ジャパンカップはアーモンドアイが見事に勝利。これでGIは9勝目で今回がラストランとなり、有終の美を飾った。東京競馬場で取材にあたった野田慶一郎トラックマン(TM)の印象は?
野田TM とにかく強かったですね。前走より落ち着いていましたし、直線は持ったままで馬場の真ん中へ行きました。仕掛けてからの反応は俊敏で、残り1ハロンで先頭に立つとそのまま寄せ付けずに押し切ってゴールイン。これで引退なのが惜しい気もします。
デスク コントレイルもさすが3冠馬と言える走りで2着だったね。
野田TM 道中はデアリングタクトをマークして進み、直線の手前で一気に前との差を詰め、直線でも長くいい脚を使って2着を確保。上がり3ハロン(34秒3)は1着のアーモンドアイ(34秒7)をも上回っており、力を見せた感じです。
デスク デアリングタクトもなんとか最後に意地を見せて3着。これで3強が1、2、3着と前評判通りの結果に。
野田TM 4コーナー手前で少しズブさを見せてもたもたしているところで外からコントレイルにかぶされてしまいました。ゴール前は苦しい態勢からでも2着争いに加わったように、こちらも能力の高さは発揮したと思いますよ。3頭がそれぞれ最高のパフォーマンスを見せたというのが正直なところです。
デスク 3強に割って入ってくる事を期待されたグローリーヴェイズ(4番人気)とカレンブーケドール(5番人気)。君の本命馬グローリーヴェイズは4コーナーを2番手で進み、直線でも3強に真っ向勝負を挑んでの5着だった。
野田TM 4コーナーではアーモンドアイより少し外にいましたが、久々の左回りが影響したのか、少し内にもたれて馬場の悪いところを通ってしまいましたね。3強の走った位置を考えると、もったいなかったです。
デスク もう一頭のカレンブーケドールもゴール直前まで文字どおり3強に割って入ろうかという勢いで、最後はデアリングタクトとの写真判定で惜しくも4着。
野田TM 残り400メートルの地点では勝ち馬アーモンドアイのすぐ後ろまで迫っていましたが、いざ追い出そうとすると、アーモンドアイには一瞬の反応の差で引き離されてしまいましたね。ただ、この馬もゴールまで粘り強く走り、この馬らしさは発揮したと思います。
デスク 今回ただ1頭参戦してきた外国馬ウェイトゥパリスはどうだった? かなりゲート入りに手こずっていたが…。
野田TM 金曜日に馬場から帰るときに急にテンションが上がったりして、難しいところがある馬なのかとは思っていましたが、レース直前にそれが出てしまったようで残念でしたね。
デスク ジャパンカップはウオッカ、エピファネイアで2勝を挙げていた角居勝彦調教師が来年2月で勇退予定。最後の出走として送り出したキセキが1000メートル通過57秒9と、かなりのハイペースで大逃げしたが最後は失速…。
野田TM 息を入れようとした1コーナーで外からヨシオに来られて馬がエキサイトした感じ。折り合いを欠いての大逃げになってしまい、さすがに息がもたなかったですね。残念ですが、今回は参考外と見ていいと思います。
デスク 最高の3強対決を見させてもらったが、来週のGIチャンピオンズカップ(中京競馬場)でも国内では8戦無敗馬のクリソベリルが登場するなど、まだまだ今後も目の離せないレースが続く。来週以降も頼むぞ!
野田TM はい、楽しみなレースが多いのでワクワクしています。エイト紙上「帯封狙いマスっ」のコラムでも読者の期待に応えたいと思います。任せてください!
野田慶一郎(のだ・けいいちろう) 関東エイト時計班
プロフィル
1973年生まれ、福岡県出身。現在は東京競馬場近くに在住。どの競馬場も力は入れているが、結果的に強いのはやはりホームの東京。1日に馬単万馬券5本を的中させたのもこのコース。注目してください。
予想スタイル
着順以上に中身のある競馬をした馬や適性がはっきりせず人気になり切れない馬を狙うスタイル。前走2、3着馬はひとまず疑ってかかるので、結果的には穴狙い。
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2020-11-29 09:35:00Z
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