大相撲の横綱白鵬が11月場所(8日初日、東京・両国国技館)を休場することが決まった6日、師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)が前日5日での「進退」に関する発言を訂正した。日本相撲協会を通じて書面にて「昨日(5日)の電話取材において私は白鵬の進退にかかわる発言をいたしましたが、決して本意ではなく軽率だったと深く反省しております。訂正して取り消させていただきます。大変申し訳ありませんでした」とコメントした。

宮城野親方は前日5日の報道陣の電話取材で「もし出られなかったらあれですね。来(初)場所に進退かけて頑張るしかないですよね」と話していた。

白鵬は11月場所の取組編成会議が開かれたこの日、協会に「右膝関節鏡手術、術後血症により約2週間の加療を要する見込み」との診断書を提出した。鶴竜とともに両横綱が休場。2場所連続で複数の横綱が初日から休場するのは、1場所15日制が定着した49年夏場所以降では初めての事態となった。

秋場所後に行われた横綱審議委員会(横審)による定例会では、断続的に休場が続いていることを指摘され、処分を求める厳しい意見も出ていた。