注目の結びの一番は大関貴景勝が制した。新入幕の翔猿の当たりを受けると、冷静に突き押しで対応。翔猿に粘られたが、最後は冷静にはたき込んだ。翔猿は14年秋場所の逸ノ城以来、戦後13人目となる新入幕での大関戦だったが黒星。3敗に後退した。

2敗の関脇正代は、3敗の大関朝乃山を破って単独トップに立った。立ち合い激しくぶつかり、朝乃山の体勢を崩すと、左上手を取って右ののど輪で押し倒した。朝乃山は優勝争いから離脱した。

2敗勢を1差で追いかけていた2人の平幕も、ともに優勝争いから離脱した。西前頭8枚目の若隆景は、三役初挑戦となる関脇御嶽海との一番に負け、西前頭9枚目阿武咲は隆の勝に負けた。

優勝争いは2敗で単独トップに立った正代と、3敗の貴景勝と翔猿の3人に絞られた。