フェラーリは、ドライバーアカデミーの3人の主要メンバーを対象にフィオラノのテストトラックで2018年マシン『SF71H』を使用したテストを実施。3名は年末までにフリー走行での出走が決定している。
フェラーリ・ドライバー・アカデミーの技術責任者を務めるマルコ・マタッサによると、ミック・シューマッハ、カラムイロット、ロバート・シュワルツマンは、それぞれ割り当てられたプログラムを完了し、マシンにすばやく順応したと述べた。
「F2カーに求められるドライビングスタイルからF1に最適なドライビングスタイルに切り替えるのは簡単ではない」とマルコマタッサは語った。
「マシンははるかにパワフルで、非常に洗練されたブレーキシステムとパワーステアリングを備えており、適切に使用するには感度と精度が必要だ。だが、彼らは、速く、すぐに良いペースで走り始めた。今日行ったラップは、ミックとカルムが金曜日にニュルブルクリンクで走るときに非常に役立つと思う」
2021年にアルファロメオでのF1デビューが噂されているミハエル・シューマッハは、F1アイフェルGPのフリー走行1回目でアントニオ・ジョビナッツィに代わってアルファロメオC39を走らせる。昨年のバーレーンテストでフェラーリとアルファロメトをテストしているミック・シューマッハにとって、現在のF1マシンでの走行は3回目となる。
「非常に複雑だし、このスポーツのトップレベルでチームがどのように機能するかについて再びすべての手順に再び慣れることは非常に役に立った」とミック・シューマッハは語った。
「ドイツでコックピットに飛び込むのが待ちきれない。地元の観衆の前で初めてプラクティスセッションに参加するのは素晴らしいことだ。チームには、僕の父と一緒に働いたメカニックが何人かいる。それはその日をさらに特別なものにするだろう」
アルファロメオのF1マシンはテストしていものの、フェラーリをテストするのは初めてとなったカラム・アイロットは「忘れられない1日」になったと語った。
「グランプリの週末にデビューまで10日しかないけど、今日はマシンに取り組むことができた」とカラム・アイロットは語った。
「SF71Hで僕を驚かせたのは空力効率だった。他のカテゴリーにはないグリップレベルがある。エンジンからの極端なパワーと瞬時のブレーキングがある」
水曜日のテストがF1カーでの初走行となったロバート・シュワルツマンは、“ファンタスティックでとても楽しい一日”だったと語り、これまで運転してきたマシンとは比べ物にならないと語った。
「加速していると、馬力は決して止まらないように思った」とロバート・シュワルツマンは語った。
「ブレーキも印象的だ。コーナーを曲がるには遅すぎると感じてもマシンは止まってくれる」
「実際の運転以外でも、チームと一緒に仕事をすることも特別だった。多くの人々がいて、細部にまで注意を払っている。本当に非常に高いレベルで機能しる。この思い出に残る一日を可能にしてくれたすべての人に感謝してる」
ロバート・シュワルツマンは、最終戦F1アブダビGPでアルファロメオからフリー走行1回目に出走するとされている。
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2020-09-30 20:24:27Z
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