春の最強牝馬決定戦「第15回ヴィクトリアマイル」(G1、芝1600メートル)は17日、東京競馬場で行われ、ルメール騎乗のアーモンドアイ(牝5=国枝)が優勝、歴代最多タイの芝G1・7勝目を飾った。勝ちタイムは1分30秒6。
中団から前めにつけたアーモンドアイは直線半ばスパートをかけると一気に先頭に躍り出て、2着サウンドキアラに4馬身差をつける圧勝だった。
勝ったアーモンドアイは父ロードカナロア、母フサイチパンドラの血統。通算成績は12戦9勝。G1レースは海外を含み9戦7勝(全て芝)。
鞍上のルメールはフィエールマンで勝った天皇賞(春)に続くJRA・G1通算30勝目。2017年にアドマイヤリードで制して以来2度目の制覇。
管理する国枝師は2011年にアパパネで勝って以来の2度目の制覇。JRA・G1通算17勝目。現役トップの牝馬限定JRA・G1・9勝目となった。
1984年のグレード制導入以降、JRA・G1・7勝馬は5頭(シンボリルドルフ、テイエムオペラオー、ディープインパクト、ウオッカ、キタサンブラック)、6勝が4頭(ブエナビスタ、オルフェーヴル、ジェンティルドンナ、ゴールドシップ)おり、アーモンドアイは史上10頭目のJRA・G1・6勝馬となった。
これでJRAでの総獲得賞金が10億711万1000円となり、ブエナビスタ、ジェンティルドンナ、ウオッカに次ぐ牝馬4頭目となる10億円の大台に到達した。
これまでドバイターフを含めた総獲得賞金は12億9781万1900円。この勝利で総獲得賞金は14億円を超え、キタサンブラック(18億7684万3000円)、テイエムオペラオー(18億3518万9000円)、ジェンティルドンナ(17億2603万400円)などに次ぐ歴代7位となった。
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2020-05-17 07:51:04Z
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