Kamis, 10 Februari 2022

スノーボード 女子ハーフパイプ 冨田せなが銅メダル - NHK NEWS WEB

北京オリンピックに向けて調子を上げてきた冨田せな選手が鬼門の会場で恐怖心を克服し、銅メダルを獲得しました。

9日の予選のあと「どうしても恐怖心が頭をよぎった」と話した冨田選手。

2019年12月、この会場で行われたワールドカップの練習中に転倒して頭を打ち、その後、棄権しました。

「当時の状況を覚えていない」と振り返るほど強く打っていました。

医者からは3か月間の安静を指示され、何もできない日々が続きました。

シーズンまっただ中のけが。

ほかの日本代表選手が国際大会に出場し、次々に結果を残していく姿を見ていることしかできませんでした。

当時について「スノーボードのことを考えるのがしんどかった。やめることも考えた」と言う冨田選手は、相談した両親のことばをきっかけに世界を目指して続けることを決意しました。

両親からおくられた「今、競技をやめるのではなくて次のシーズンで大会に出てみてまわりとの差を感じてからやめたらいいんじゃない」ということば。

復帰後は恐怖心から泣きながら滑ることもありましたが「やるしかない」と耐えながら練習を積み重ねました。

急成長していた妹のるき選手の存在も刺激になり、姉妹で競いながら技術を高めてきました。

その結果、今シーズンは世界のトッププロが集まる大会「Xゲーム」で優勝するなど大きく成長しました。

迎えた決勝では恐怖心を克服し、次々に持ち味の高いエアを成功させて銅メダルを獲得しました。

忘れようとしても決して忘れることのできないつらい記憶の残る場所が10日、最高の場所に変わりました。

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2022-02-10 08:02:27Z
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