全日本スキー連盟は24日、スキージャンプ高梨沙羅(25=クラレ)の今後の大会出場について「現時点では未定となります。確定次第、あらためてご案内させていただきます」と発表した。

同連盟は18日に高梨らを女子のワールドカップ(W杯)遠征メンバーとして発表していた。五輪後のW杯は、25日に団体からスタートするヒンツェンバッハ大会(オーストリア)があり、3月26、27日のチャイコフスキー大会(ロシア)が最終戦となる。

同連盟はこの日、「本連盟の選手たちは各競技においてまもなく再開されるFISワールドカップなどの大会のためにすでに準備を始めております。スキージャンプ女子の高梨沙羅選手(クラレ)もすでにヨーロッパに渡り、ワールドカップに向けて調整を行っておりますが、現時点では今後の大会出場は未定となります。出場する大会が確定次第、あらためてご案内させていただきます」。

高梨は、北京五輪のノルディックスキー・ジャンプ混合団体でスーツの規定違反で失格となった。20日には五輪閉幕に際し「たくさんの方々が純粋に喜び合えるスキージャンプという素晴らしい競技の場に立つために、現状を鑑みて前進していきたい」と、日本オリンピック委員会(JOC)を通じてコメントした。