バレー男子日本代表の中垣内祐一監督(53)が退任することが19日、分かった。この日に行われたアジア選手権決勝後のオンライン会見で、自ら「今月末で任期満了ということで退任ということになる」と明かした。後任は監督推薦会議や理事会を経て10月中旬に決まる。
東京五輪では29年ぶり8強に導き、アジア選手権では決勝でイランにストレート負けを喫したが、準Vで来年の世界選手権(ロシア)への出場権を獲得。西田有志(21=ビーボバレンティア)や高橋藍(20=日体大)といった若手を積極的に起用し、コロナ下という環境でも柔軟に対応してチームをつくりあげた。この日の会見に出席した同協会の嶋岡健治会長(72)は指揮官の功績を「日本のバレー界にとって有益なことをやってもらったということで評価したい」と称えた。
嶋岡会長は後任について「なるべく早く決めて結論を出したい」としたうえで、「監督推薦会議を立ち上げる準備をしている。10月中旬までに決められれば。今の時点では白紙」と語った。
◇中垣内 祐一(なかがいち・ゆういち)1967年(昭42)11月2日生まれ、福井県福井市出身の53歳。筑波大在学中の89年に日本代表初選出。92年バルセロナ五輪などに出場し、94年には日本代表主将を務めた。04年に現役引退後は、堺ブレイザーズ監督などを経て、16年に日本代表監督に就任し、17年から指揮を執った。現役時代のポジションはオポジット。愛称は「ガイチ」。
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2021-09-19 13:15:00Z
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