巨人・中田翔内野手(32)が21日の広島戦(マツダ)から1軍復帰することが20日、決まった。8月20日の巨人移籍後、成績不振で11日に登録抹消となってから最短復帰となり、いきなりスタメン起用される可能性もある。ファームでの10日間では、長嶋茂雄終身名誉監督(85)=報知新聞社客員=や阿部慎之助2軍監督(42)の指導を受け、復調を印象づけた。右肘違和感のチアゴ・ビエイラ投手(28)も21日から1軍に復帰予定。24日から首位・阪神との3連戦(東京D)も控えており、スラッガーと守護神がチームのさらなる追い風となる。
大きな期待を背負って、中田が1軍に帰ってくる。21日の広島戦(マツダ)から、10日間での最短復帰が決定した。原監督は「予定通りでいけば、火曜日から」と明言。背番号10はこの日、広島入りした。19日に首位・阪神に快勝して2・5差に迫ったチームに、さらなる追い風を吹かせる。
濃密な時間を過ごした。巨人移籍後、16試合で打率1割5分、1本塁打、2打点の不振で11日に出場選手登録抹消となった。そこから若い選手に交じって、炎天下のG球場で汗を流した。13日には長嶋終身名誉監督が中田の元を電撃訪問。約40分間、姿勢を正したり、左手を内角に置いてのスイングチェックなどマンツーマン指導を受けた。フォームは懐の広い構えに改良し、テイクバックをゆったり取るよう修正。中田も「僕のために時間をつくっていただき、感謝の気持ちでいっぱいです」と感激し、結果で恩返しを誓っていた。
背番号10の先輩からも熱血指導を受けた。阿部2軍監督が若手に行う恒例の大股ティー打撃を課し、下半身の再強化に着手。降格後は6試合で22打数11安打の打率5割、4本塁打、13打点。技術的な修正はもちろん、精神的なリフレッシュも図れたと原監督は見る。「結果が(1軍で)またすぐ出るかはともかくとして、吹っ切れたものはあるみたい」。バットを振りまくって汗を流したことで初心に帰った。年齢的にも阿部2軍監督の現役時代をよく知る中田だけに、原監督は「慎之助世代という中で、それもすごく良かったんだろうし、ミスターに見てもらったってのも良かったんだろうし、何でも栄養にしないとね」と“2人の師”が再生させてくれたことに感謝した。
10日間の答えを見せる時はすぐに訪れそうだ。21日には相手先発が左腕・床田とあって左翼にはウィーラーが、中田は一塁でいきなりのスタメン起用となる可能性も高い。右肘違和感でファームで調整していた守護神ビエイラも21日に戦列復帰する。勝負は先に必ずあるとみて時間を与えた2人が、勢いをもたらすと信じている。「もう時間をあげたいと思わせるような選手は出てこないでほしいなと思ってるんだけど」と原監督は苦笑いしたが、最後まで誰も欠けてほしくないのは隠さぬ本音。一丸となりクライマックスへ向けて加速する。(西村 茂展)
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2021-09-20 20:00:00Z
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