Senin, 27 September 2021

引退意向の白鵬 元横綱審議委員長「成績立派だが品格に疑問も」 - 毎日新聞 - 毎日新聞

照ノ富士(左)に張り手をする白鵬。全勝対決を制して45回目の優勝を決めたが、取り口には批判も上がった=名古屋市中区のドルフィンズアリーナで2021年7月18日、兵藤公治撮影
照ノ富士(左)に張り手をする白鵬。全勝対決を制して45回目の優勝を決めたが、取り口には批判も上がった=名古屋市中区のドルフィンズアリーナで2021年7月18日、兵藤公治撮影

 大相撲の横綱・白鵬(36)=宮城野部屋=が現役引退の意向を固めた。近年の白鵬は乱暴な取り口や行動が「横綱としての品格を損なう」として批判の対象にもなってきた。横綱に推挙するかどうか日本相撲協会に答申する横綱審議委員会の元委員長、守屋秀繁氏(80)に「横綱としての品格」について聞いた。【聞き手・倉沢仁志】

転機はあの「ヒール役」の引退?

 横綱になりたての頃の白鵬の印象は一言で言えば「好青年」だ。こんなエピソードがある。2007年に横綱に昇進して間もなく、横綱審議委の委員数人で宮城野部屋に朝稽古(げいこ)を見に行った。稽古後、見学者にちゃんこ鍋が振る舞われたが、夏場なので我々は汗びっしょりになった。すると白鵬が突然、大きなうちわを持ってきて、みんなを仰いでくれた。「横綱にこんなことをさせてしまって申し訳ない」と思った。当時は元横綱・朝青龍が「ヒール(悪役)」で、白鵬は立ち振る舞い、態度も「優等生」。ファンからも絶大な人気を誇っていた。

 白鵬が変わったと感じるようになったのは朝青龍が土俵を去り、一人横綱となってから。…

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2021-09-27 12:52:01Z
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