圧倒的な1番人気に支持されたアーモンドアイが快勝。史上初の芝G1・8勝目を挙げた。2着には5番人気のフィエールマン、3着には2番人気のクロノジェネシスが入った。
天皇賞・春を連覇中で、盾3勝目と春秋制覇を狙ったフィエールマンだが半馬身届かなかった。スタートから100メートルほど進んだところで、外から内に入る馬の影響で挟まれる形で位置取りが下がり、道中は10番手を追走。直線勝負にかけると、最後はメンバー最速の上がり3F32秒7を駆使してクロノジェネシスは競り落としたものの、アーモンドアイをとらえることはできなかった。
初コンビの福永は「もう少し前で競馬がしたかったんだけど。挟まれたのが正直、痛かった。クロノとうちのが挟まれて、1列(位置取りが)遅れてしまった」と悔しがりながらも、「最後はよく伸びてくれた。2000メートルでも大丈夫だし、力のあるところは見せてくれた」と健闘をたたえた。
手塚師は開口一番「残念でした」と切り出すと「もっと、ちゃんとアーモンドアイをマークしたかったけど。ただ、最後は久々に鬼脚を使ったね。(3歳時2着の)ラジオNIKKEI賞を思い出した。負けたけど、力は出し切れた」と気を取り直していた。今後は放牧に出される予定で、有馬記念(12月27日・中山)が視野に入っている。
提供:デイリースポーツ
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2020-11-01 21:00:00Z
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