2010年のバンクーバーオリンピック日本代表でプロスノーボーダーの国母和宏容疑者(31)が、大麻取締法違反の疑いで厚生労働省麻薬取締部に逮捕された。
2010年の五輪時に"腰パン"騒動、肝心の競技成績は8位
国母容疑者といえば、2010年2月の五輪出発当日に引き起こした”腰パン”騒動が有名だ。
国母容疑者はこの日、ダボダボのズボンを腰より低い位置で履くという”腰パン”に加え、大きめのサングラスに鼻ピアス、そしてドレッドヘアというスタイルで羽田空港に登場。公式ウエアのネクタイを緩め、シャツの裾もズボンの外へ出していた。
記者会見上、記者がこの時の服装の乱れを指摘したところ、国母容疑者は舌打ちした上、「反省してまーす」「(服装は)競技には関係ありません」と回答。「見た人はどういうふうに感じてもらえればと?」という質問に対しても、笑いながら「渋い、で」と返している。
国母容疑者は結局、肝心の競技では決勝まで進んだものの、ゴール前で転倒し8位の成績で終わった。しかしその後も、「自分のスタイルを変えずにこのまんまでいきたいです」と宣言している。
別の人物の逮捕捜査で国母容疑者の名前が浮上
そんな騒動から9年。現在の国母容疑者は、雪山を滑り降りる様子を撮影して配信するプロスノーボーダーとして、世界各地を行き来して活躍していたという。
実は、麻薬取締部が最初に目を付けたのは、国母容疑者ではなく別の人物だったという。関係者によると、東京税関からの「成田空港に大麻が届いた」という通報を受けて、密輸容疑で男を逮捕し捜査を進めていたところ、国母容疑者の関与が浮かび上がったそうだ。
6日午前、国母容疑者は麻薬取締部に出頭。2018年、アメリカから国際郵便で大麻を送り日本に密輸した容疑で今回の逮捕となった。
「かなり手慣れているな、っていう印象です」
加藤綾子キャスター:
大麻を密輸した疑い、さらに営利目的ということなのですが、誰かに大麻を売っていたということになるのですよね?
フジテレビ社会部 平松秀敏デスク:
営利目的の密輸は個人で使うために密輸するよりも悪質とみなされて法定刑も重いんです。
加藤綾子キャスター:
それだけ(大麻の)量があった、っていうことですか?
フジテレビ社会部 平松秀敏デスク:
可能性はありますよね。自ら売りさばくために密輸していたかどうかは分からないんですけども、量が多いと必然的にそれは営利目的だと見なされるケースがあるので、ひょっとしたらそういうケースかもしれないですね。
加藤綾子キャスター:
手口としては国際郵便で(大麻を)手に入れていたということなんですよね。この手口っていうのはどうなんですか?
フジテレビ社会部 平松秀敏デスク:
最近だと経産省キャリアによる薬物事件ってありましたよね? あの事件でも国際郵便で密輸していました。要はネット通販感覚で簡単に密輸できて、しかも発覚した場合に「中身は知らないんだよ」という言い逃れがしやすいので、やっぱりこの国際郵便を使った手口が横行しているということなんですね。国内の密売人でなくて海外の密売人から国際郵便で密輸している時点でかなり手慣れているな、っていう印象です。
(「Live News it!」11月6日放送分より)
https://www.fnn.jp/posts/00048860HDK/201911061944_livenewsit_HDK
2019-11-06 10:44:00Z
52782014000019
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