7回途中3失点で今季初黒星も高評価「ショウヘイは投球をよく知っている」
■アスレチックス 3ー1 エンゼルス(日本時間29日・オークランド)
エンゼルスの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、敵地のアスレチックス戦で7回途中3安打3失点と好投したものの、今季初黒星を喫した。前回登板では球速低下を指摘されていたが、この日は最速97.9マイル(約157.6キロ)。今季、大谷登板時にマスクをかぶるベテランのカート・スズキ捕手は「ショウヘイは投球を本当によく知っている。今日みたいに球の状態が絶好調ではなくても相手打線を抑えていかないといけないが、それでも彼は7回を好投してくれた」と投球術を高く評価した。
大谷は投打同時出場せずに先発マウンドに立った。スズキとはイニング間に積極的にコミュニケーションをとった。「『君がどう考えているのか、どういう風に投げたいのか教えてほしい』と僕ははっきり伝えている。(大谷通訳の)イッペイも僕のところにきて、ショウヘイがどう考えているのか教えてくれる。そうやって次の回のプランを立てていくのさ」とスズキは語った。
昨季まで大谷の変化球は主にスプリット、スライダー、カーブだったが、今季途中からカットボールを投げている。「カットボールがスライダーより調子が良いと感じる時もあるし、その逆もある。一方の球種が機能しないときに使う球だと思っている」と語った。
前日、スズキは大谷らと事故渋滞に巻き込まれ、地下鉄バートに乗り換えて球場入りした。「僕たちは乗る電車を間違えて、違う方向に行ってしまってね。よく分からないけど、降りる場所を間違えてしまった。どの電車に乗るべきなのか、とても紛らわしかったね」と乗り換えミスもあったようだ。慣れない電車通勤となったようだ。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)
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2021-05-29 07:52:54Z
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