Senin, 31 Mei 2021

大坂なおみ反撃 意味深投稿連発「さよなら」 会見拒否に警告&罰金 - ニッカンスポーツ

世界2位の大坂なおみ(23=日清食品)が反撃に出た。日本時間5月31日午前5時ごろ、大坂は自身のSNSに音楽アルバム「good bye & Good RIDDANCE(さよなら、これでせいせいするわ)」のジャケット写真を投稿。30日の1回戦後、大会前の宣言通り、試合後の記者会見を拒否した。この行動に対して、4大大会の主催者は合同で罰金と規則を警告し、大会主催者は1万5000ドル(約165万円)の罰金を科していた。

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大坂の言動で、テニス界は大騒動となった。大坂は1回戦に勝った後、多くの記者から要請のあった記者会見を拒否した。5月27日に自身のSNSで宣言した通りの行動。それに対して30日、主催者と4大大会は「違反を続けると大会からの追放、4大大会出場停止もあり得る」と警告した。また大会主催者は1万5000ドル(約165万円)の罰金を科した。

すると大坂は、反撃に打って出た。自身のツイッターに「怒りは無理解から来る。変化することは、人を不愉快にする」と投稿。自身の意図を理解しておらず、変わることを恐れていると、批判とも取れる意味深長なコメントだった。

強烈だったのは、インスタグラムのストーリーでの投稿だ。19年に亡くなった伝説的なラッパー、ジュース・ワールドの音楽アルバム「good bye & Good RIDDANCE」のジャケット写真を掲載し、その楽曲を流した。

タイトルの意味は「さよなら。これでせいせいするわ」。これが、4大大会や主催者の声明、はたまた規則に向けられたものかは不明だ。大会からの棄権、テニスツアーからの離脱を意味するのかも分からない。しかし、声明文が公表された後に投稿しており、何かの意図は感じられる。

きっかけはあった。5月12日に、イタリア国際初戦で敗れた後、会見に来なかった。報道陣がツアー広報に問い合わせると「要請がなかった」。しかし、世界2位に要請がない訳はなく、もしなくとも、暗黙の了解で会見は設定される。広報が大坂の精神状態を見て、忖度(そんたく)したのだろう。

姉まりさんも、自身のSNSに「苦手の赤土のことを何度も聞かれ傷ついたようだ」と、妹の言動を説明していたという。次戦は6月2日の予定だ。その前に大会からの棄権を申し出るのか、再び会見拒否か、話し合いをするのか、歩み寄るのか。大坂の赤土のバトルは、全世界の注目を浴びている。

◆ジュース・ワールド 1998年、米シカゴ生まれ。本名はジャラド・ヒギンス。10代で音楽活動を始め、ロックなどの要素も取り入れたスタイルが注目され一躍人気に。2019年の「ビルボード・ミュージック・アワード」で新人賞を受賞するなど、ヒップホップ界の新星として期待されていた。アルバム「good bye & Good RIDDANCE」は18年の作品。19年12月8日、シカゴの空港へ到着後に発作を起こし搬送先の病院で死去、21歳だった。

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2021-05-31 11:01:00Z
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