TOKYO 2020
東京2020オリンピックの競泳女子200m個人メドレーと400m個人メドレーで、競泳女子の日本勢として初めての2冠を達成した大橋悠依選手が、インタビューに応じ、改めて2つの金メダルを胸にした喜びを語りました。 【動画】1分間のアニメーションで競泳を紹介
「2冠」という実感が全然なくて
――400m個人メドレーと、200m個人メドレーでの2冠。改めて、競泳女子の日本勢では初となる偉業です。 「2冠」という実感が全然なくて、皆さんに「偉業」とか言っていただいているのですが、本当に実感がないんです。「日本女子初だよ」って聞いて「そうなんだあ」という感じでした。自分では凄いことをしたという感じはしていないんです。 ――金メダルは、いつ頃意識しましたか? 400mの予選が終わったときに「もしかしたら(金を)狙えるかも」とは思っていましたが、全然自分自身にあまり期待していなかったので、金メダル2つはまったく思っていませんでした。今回私はあまり調子が良くなかったので、オリンピックだということを意識しすぎなかったことが、すごく良かったのかなと思います。レース前は、「すごく良くて終わるか、全然ダメか、どっちか。全部の力を出し切って終わろう」とだけ思っていました。 ――200m、400m、それぞれ平井伯昌コーチからはどんなアドバイスを受けて臨みましたか? 400m決勝のときは、私もすごく緊張していたら平井先生から「周りがビビッているのは、お前だぞ」と言ってもらって、「そうか周りの人も一緒に緊張してるんだな、自分に集中しよう」と思って泳げました。200m決勝のときは、(400m個人メドレーで)1つ目のメダルを取ってるので、自分に余裕がありました。2冠はそんなに簡単に達成できることではないから、それよりも自分のやりたいことを400mの時と同じようにやろう、とだけ思っていました。
自己ベストでなくても金メダル、ラッキーだった
――400mは4分32秒08、200mは2分8秒52でした。自己ベストに近いタイムでしたが、タイムへの自己評価は? 自己ベストではなく金メダルを取れたということは、終わってみたらすごくラッキーだったなと思います。アメリカの選手は世代交代もあって新しい選手が来ていたこともあり、女子個人メドレーは、リオデジャネイロ2016大会からの5年間で、グッとレベルが上がることはなく、私にとってはチャンスでした。そのチャンスをものに出来たというのが良かったです。400mは、自分のタイムとしては過去3番目で、良かったと思います。 ――東京2020大会は、午前中に決勝が行われるという、異例のスケジュールでした。いわゆる「朝決勝」ですが、どんな戦略で臨みましたか? 「朝のレースだと、どうなるんだろう」というのはずっと思っていました。北京2008大会の時に、平井先生が朝決勝を経験しているので、「こういう風にすれば良いよ」というアドバイスはもらっていました。身体の面では、事前合宿でも朝から動かしていく準備をしていましたし、決勝当日も朝早くから体を動かそうと意識していました。 ――精神面では、「朝決勝」に向けてどのように準備されましたか? 気持ちの面でも、朝から集中するって難しいのかなって思っていたので、(「朝決勝」だった北京2008大会で金メダルを取っている)北島康介さんに聞いたら「なるようになる。その時になったらスイッチが入るから」と言われて、本当にそうなりました。北島さんの言葉もあって、いろいろなことを気にせずに自分に集中できたと思います。
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2021-08-02 11:05:21Z
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