Jumat, 09 Juli 2021

【巨人】坂本勇人、まさかのトンネル…昨年4、今年も3失策目だった名手がミス - スポーツ報知

◆JERAセ・リーグ 阪神4―1巨人(9日・甲子園)

 巨人が前半戦最後の首位攻防初戦で自滅した。3回にウィーラー、坂本の連続エラーから2点を先制されると、7回無死二、三塁の好機で降雨のため一時中断し、そのままコールドゲームとなった。打線は54イニング連続適時打なしとつながりを欠き、6試合連続3得点以下で2連敗。首位・阪神とのゲーム差は3・5に広がった。

 天のイタズラで、逆転の機会は流された。午後8時14分、降雨コールドを宣告された。ベンチで原監督は小さく両手を上げ「WHY?」と表現した。すぐにグラウンドへ飛び出て、真鍋球審に確認を求めた。「(理由の)説明だよね。致し方ないところだろうね。こちらの仕掛けがやや遅かったというところだね」。今季2度目のコールド負けという結果を冷静に受け止めた。

 3点を追う7回、ウィーラー、松原の連打で無死二、三塁の絶好機を作った。ここで5回途中から降っていた雨が突如、激しさを増した。午後7時47分、審判団の判断で試合が中断。約20分間、強弱を繰り返した雨を受け止めたグラウンドには水が浮いた。午後8時6分に雨は上がったが、真鍋球審と阪神園芸のスタッフがグラウンド状態を確認。その後、4審判の協議の末に、27分の中断を経て降雨コールドが宣告された。原監督は冷静に口を開いた。

 「もちろん残念ではある。9イニングで勝負したい、それはもちろんあるけれど、しかし致し方ないところ。これでグラウンド整備をする、いろんなことを考えるとね。従うということだよね」

 審判団による説明はなかったが、原監督の言葉からグラウンドの整備に相当な時間が必要だったことは想像に難くない。その後雨は降らなかったが、そこから1時間以内の再開は無理だったと見る。甲子園球場のある兵庫県には「まん延防止等重点措置」が出されている中、1万7088人の観客の安全面も考慮したら…。それぞれに思いはあったとしても、のみ込むしかない。

 ただ、残念なのは先行を許したことが自分たちを苦しめ、それが失策絡みだったことだ。3回無死、佐藤輝の打球をウィーラーが後逸。続く中野の打球は坂本の正面に飛んだ併殺コースだったが、坂本のトンネルで無死一、三塁に。昨年4、今年も3失策目という名手のミスで傷口を広げ、近本の二ゴロ間と糸原の適時打で2点を与えた。打線もウィーラーのソロ弾のみ。この日も適時打は生まれなかったが、苦しんでいたウィーラーと松原のマルチ安打を、つながりへの糸口としたい。

 前半戦最後のヤマ場とした3連戦初戦を不完全燃焼の形で落とした事実は、もう覆らない。指揮官は「(大事な試合は)そうだけど、それほど悲観的に考える必要はない。俺たちは(もう考えてるのは)明日のことだから」と切り替えたが、会見が行われた部屋を出がけに漏らした言葉に本音が見え隠れする。「ステップ材料にするよ」。全ての思いをぶつけ、やり返す。(西村 茂展)

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2021-07-09 21:00:00Z
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