Sabtu, 17 Juli 2021

「誰のための五輪なのか」吉田麻也が無観客への思い吐露 - 朝日新聞デジタル

 東京オリンピック(五輪)に出場するサッカー男子日本代表で、主将のDF吉田麻也(サンプドリア)が17日、ほとんどの会場で無観客で行われることになった大会方式についての思いを語った。

 五輪前、最後の親善試合となったスペイン戦で1―1で引き分けた後のオンライン会見で、吉田は複雑な心境を吐露した。ノエビアスタジアム神戸で行われたこの日の試合は有観客で行われ、4909人が見守っていた。

 吉田は、無観客での開催に関して「アスリートがそこに関してコメントを発することは難しい状況」とテレビのインタビューで話した。その後のオンライン会見で「どっちのコメントをしてもたたかれるような状況は、個人的には間違っていると思う。このオリンピックをやるにあたって、国民の税金がたくさん使われていると思う。なのに、国民が見に行けないというのは、誰のための、何のためのオリンピックなのかという疑問もある。アスリートはやはり、ファンの前でプレーしたい」と話した。

 医療従事者らが日々業務を行っていることに触れ、「みなさんが、毎日命かけて戦ってくれていることは重々理解しているし、オリンピックがやれることだけでも、僕らは感謝しなければいけない立場であるのは、理解しています」とした上で、「忘れないで欲しいのは、選手たちも、サッカーに限らず、毎日命かけて、人生かけて、戦っているからこそ、この場に立てている」と語った。

 自身が小さいころに見た、2002年日韓ワールドカップで感動や衝撃を受けたというエピソードに触れ、「そのためにこそ、オリンピックを招致したんじゃないかなと思っている。何とかもう一度考えて欲しい、真剣に検討していただきたいなと思う」。

 また、「家族も、いろんなもの犠牲にして、我慢して、ヨーロッパで戦っている僕たちサポートしてくれている。選手だけではなく、家族も戦っている一員。その人たちが見られない大会は、誰のための、何のための大会なんだろうって、クエスチョンがある。本当に真剣に、もう一度検討していただきたいなと心から思ってます」と話した。

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2021-07-17 15:08:30Z
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