2日に閉幕したラグビーW杯で、史上初の8強入りを果たした日本代表のCTB中村亮土(28=サントリー)が11日、東京都内で取材に応じ、大会中や今後の目標などについて語った。
リーダーグループの一員としてチームをけん引し、準々決勝の南アフリカ戦まで全5試合に先発した中村は、「非常に楽しかった。ラグビー選手としては一番の大舞台で、目標(8強入り)を達成するまでの過程が、いい循環が生まれた中での生活だった」と大会を振り返った。
一方、大会の中盤ごろには、円形脱毛症を発症したことを告白。緊張感やプレッシャーを楽しみながらも、夜は寝付けないことが多く、チームドクターから睡眠導入剤を処方してもらっていたが、それでも寝付けないことが多々あったという。脱毛症の跡は今も残っており、「自分の中で制限を掛けていたのでしょうね。体は正直」と話した。
プロ選手が大部分を占めるようになった日本代表では、数少ない社員選手としてW杯を戦った。今後もプロ転向の予定はないそうで、「会社に支えられている分、価値を見出さないといけない。(ラグビーと)会社のつなぎ役」とサラリーマン戦士であることを貫く構え。12月からは営業マンとして勤務にも復帰予定で、「銘柄を変えるのが一番の達成感。(居酒屋などに)プレミアムモルツを生ビールとして置いてもらう。そういう仕事をすると、楽しさを覚える」と仕事での“ジャッカル”を誓った。
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2019-11-11 03:16:00Z
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