八村塁(25)が所属する西カンファレンス(西地区)7位のレイカーズが同6位で昨年覇者のウォリアーズを117-112で下した。32年ぶりのPOでの対戦で、7回戦制の同地区準決勝を白星スタート。日本選手の所属チームがプレーオフ準決勝に出場するのは初めてで、初勝利となった。

第2戦は4日(日本時間5日)、同じく敵地のチェイス・センターで対戦する。

ベンチスタートの八村は、11分の出場にとどまったものの、シュート成功率100%の6得点、1リバウンド。第1クオーター(Q)途中からコートに立ち、アシストも記録するなど攻守に存在感を発揮した。

チームは序盤からリードを許したものの、第2Q残り11・1秒でレブロン・ジェームズ(38)が3点シュート(3P)を決めて逆転に成功。前半を65-64で折り返した。

ハーフタイムを挟んでもその勢いは衰えず、第3Qは31-24でリードを広げた。第4Qは猛追に遭い、一時は112-112の同点になったが、落ち着いたディフェンスで相手のチャンスの芽を摘み、逃げ切りに成功した。

スター軍団の絶対エース、アンソニー・デイビス(30)がPOキャリアハイを更新する23リバウンド、30得点。ジェームズが22得点、11リバウンド。両エースが“ダブル・ダブル”をマークし、チームをけん引した。守備陣は、前戦でPO新記録となる50得点を記録した相手エースのステフィン・カリー(35)を27得点に抑えた。