Kamis, 24 Maret 2022

サッカー日本代表、W杯出場決定 豪州に2-0(写真=共同) - 日本経済新聞

サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会アジア最終予選第9戦が24日、オーストラリアのシドニーで行われ、B組2位の日本は同3位のオーストラリアに2-0で勝利して、7大会連続7度目の本大会出場を決めた。

日本は7勝2敗で勝ち点を21に伸ばし、ベトナムとの最終戦(29日、埼玉スタジアム)を残して同組2位以内が確定した。W杯予選のアウェーでオーストラリアに勝ったのは初めてだった。

日本は伊東(ゲンク)、浅野(ボーフム)らが先発した。前半は互いにシュートを打ち合う展開となったが、南野(リバプール)らがチャンスを決められず0-0。終盤に投入された三笘(サンジロワーズ)が2得点を挙げた。

日本は最終予選7勝2敗で勝ち点を21に伸ばした。4勝3分け2敗で勝ち点15のオーストラリアはB組3位でプレーオフへ回ることが決まり、サウジアラビアのW杯出場も決まった。

日本は苦戦の末の本大会出場となった。最終予選は序盤の3試合で早くも2敗。第4戦目、ホームでのオーストラリア戦で森保監督は動く。守田(サンタクララ)、田中(デュッセルドルフ)の抜てきや布陣変更が当たって大一番を制し、そのまま6連勝でゴールテープを切った。遠藤航(シュツットガルト)や伊東ら、前回のロシア大会後に台頭した主力の活躍が目立った。

W杯カタール大会は11月に開幕し、32チームが参加する。ロシア大会で16強入りした日本は初の8強を目指す。

艱難辛苦の最終予選、三笘の華麗な締めくくり

不必要に味わったヒヤヒヤを、終了間際の歓喜が吹き飛ばしてくれた。

前半は意外にも、引き分けでもいいはずの日本が攻勢に出る形になった。急造メンバーの豪州は守備が緩く、がつがつ前に出てもこない。だからつい、日本が攻めてしまう。1トップが快足の浅野だったので「意識的に相手の裏を狙った」と遠藤はいう。勝負の縦パスを通せて、ゴール前へ迫れてしまう。

わざと日本を引き込んで逆襲する深謀が相手にあったとは思えないが、南野や長友が次々と決定機をつくる一方で、心臓に悪いカウンターも浴びることになった。CKから一度ゴールを割られたが、その前にGK権田へのファウルが認められて一安心……。かかなくてもいい冷や汗をたっぷりかいた。

ハーフタイムを挟んで落ち着きが戻った。「相手は後半、落ちてくるとデータでも分かっていた。田中、遠藤、守田(の中盤3人)がうまくいなし、ボールを持つ時間が長くなった」と吉田。テンポを制御しながら、相手陣に押し込んでカウンターのリスクを減じつつ試合を進めることができた。

右サイドバックの山根が高い位置で起点になる。呼応して受けに動いた内側の守田へあてて、自らはゴール脇へ。リターンをもらいえぐった山根の折り返しに、終盤登場の三笘が逆サイドから詰めた。均衡を破るゴールは、Jリーグ川崎でおなじみの、機械仕掛けのパスワークそのままだった。

三笘は最後の2点目も華麗に決めた。時間稼ぎに走ってもよさそうな終了間際。「1人崩せば進入できるスペースがあったので、力も余っていたし行くしかないと」と左サイドからドリブルで林立するDFたちの間を縫い、そのままゴール。こちらも川崎時代のリプレーをみるかのようだった。

昨年9月、オマーン相手に喫した黒星から始まった最終予選は艱難(かんなん)辛苦の道のりだった。新型コロナウイルス禍も絡んだコンディション不良に毎度悩まされながら、徐々に浮かび上がったのは日本選手の層の厚さと一人ひとりの確かな地力。吉田、長友、大迫らベテラン勢と、ロシアW杯後に台頭した遠藤、伊東、南野ら中堅組を中心に編まれたチームの総合力を、冨安、田中、久保、三笘ら東京五輪世代の若者たちが徐々に押し上げた。

「3戦2敗、絶体絶命の場所から、一丸になってはいあがってきた。絶対にW杯につなぐのだと、信念と覚悟をもってたたかってこられた」。目を腫らして語った長友の喜びは、チームの総意と心意気でもあるのだろう。

(岸名章友)

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2022-03-24 13:18:55Z
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