Senin, 19 Juli 2021

フェルスタッペンとハミルトンのクラッシュ、ほかのF1ドライバーたちの見方は? - TopNews

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2021年07月20日(火)5:15 am

先週末にシルバーストン・サーキットで行われたF1第10戦イギリスGP決勝で起きたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)のクラッシュに関して、ほかのF1ドライバーたちの見方には少しばかり温度差があるようだ。

●【2021年F1第10戦イギリスGP】決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数

そのクラッシュによってタイヤバリアに激突し51Gもの衝撃を受けたポイントリーダーのフェルスタッペンはもちろんリタイアとなり、ノーポイントでレースを終えている。

一方、ハミルトンは10秒ペナルティを受けたものの、その事故で導入された赤旗によってマシンに負ったダメージを修復することもでき、最終的にはトップチェッカーを受けてフェルスタッペンとのポイント差を一気に8ポイントにまで縮めることに成功している。

メルセデスF1チームを率いるトト・ヴォルフ(チーム代表)はルールではハミルトンの方に利があったと主張。一方レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーはF1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)に対して異議申し立てを行う可能性も示唆するなど、両陣営がまさに一触即発状態に陥ってきているようだ。

こうした中、今回の事故に関する元F1ドライバーや現役F1ドライバーたちのコメントも伝えられてきている。

マーク・ウェバー「ハミルトンががさつだった」

2013年までレッドブルで走っていた元F1ドライバーのマーク・ウェバーは、今回のクラッシュ時のハミルトンのドライビングは「すごくがさつだった」と語り、ハミルトンに責任があるクラッシュだったとの見方を示している。

フェルナンド・アロンソ「ハミルトンは引くに引けなかった」

また、イギリスGPを7位で終えたアルピーヌのフェルナンド・アロンソは、7度F1王者となったハミルトンとしてはフェルスタッペンと戦っていたときに「ただ消え去る」ことはできなかったのだと語り、次のように付け加えている。

「まずい瞬間だったね。だけど、何も特別なことではなかったよ。単に不運だっただけさ」

ダニエル・リカルド「フェルスタッペンに同情する」

マクラーレンのダニエル・リカルドは、今回の事故についてあまり積極的に語ろうとはしなかったものの、ハミルトンが「激しくアタックし過ぎた」ことにより、「マックスに突っ込んでしまった」と考えていることを認めている。

リカルドは今回の事故現場となったコプスと呼ばれる高速コーナーのターン9に言及しながら次のように付け加えた。

「こういうことも起きるものさ。それがレースなんだ。だけど、僕はマックスに同情するよ。コプスでは絶対にああいう事故を経験したくはないからね」

ミカ・サロ「フェルスタッペンが引くべきだった」

一方、かつてティレルやフェラーリで活躍した元F1ドライバーであり、現在は時折F1競技委員を務めることもあるミカ・サロは母国フィンランドのテレビ局『C More(セイ・モレ)』に次のように語っている。

「残念だが、私はマックスのミスだと思っている。彼が引くべきだったんだ」

「あの(ハミルトンへの)ペナルティは、私には『君は悪くない。だけど10秒与えるよ』という感じのものに思えたよ」

セルジオ・ペレス「2人とも限度を超えていた」

今季フェルスタッペンのチームメートを務めているセルジオ・ペレスは、フェルスタッペンとハミルトンのホイール・トゥ・ホイールのバトルは行き過ぎたものだったと示唆し、次のように語った。

「彼らはあまりにも接近し、あまりにもハードに戦っていた。大事なことは、マックスが無事だったことだよ」

シャルル・ルクレール「どちらにも問題はあった」

こうした中、フェルスタッペンとハミルトンのクラッシュを真後ろで見ていたフェラーリのシャルル・ルクレールは次のように語っている。

「ルイスは完全にはエイペックス(コーナーの頂点)にいなかったんじゃないかな。だけど、外側にいたマックスがかなり攻撃的だったのも事実だよ」

ところで、レース終盤までトップを走行していたそのルクレールだが、最後にはピットストップで10秒ペナルティをこなしたハミルトンに追い付かれてしまった。そしてハミルトンは1周目にフェルスタッペンとクラッシュしたのと同じコプスで同じようにルクレールのインを狙ってきたのだ。

ルクレールはこのとき、ハミルトンとの接触を避けるためにスペースを空けたことで自分のマシンをわずかにコース外にはみ出させてしまっていた。もしルクレールがもっとアグレッシブに自分のポジションを守りに行っていたならば、フェルスタッペンと同じような接触事故が起きていたかもしれない。

ルイス・ハミルトン「今後も同じことが起きるだろう」

ともあれ、ルクレールをオーバーテイクして今季の4勝目をあげた36歳のハミルトンはレース後に次のように語った。

「僕がもっと若かったときには、多分マックスと同じように攻撃的に行っただろうね。実際にはそれほど攻撃的ではなかったかもしれないけれど、不運なことに、それによって僕たちは衝突してしまったんだ」

「残念だけど、シャルルが言ったようにこれはレーシングインシデントだし、こういうことは起きるものなんだ」

「彼(フェルスタッペン)とのレースは楽しいよ。だけど、誰に対しても絶対に引くことはしないし、圧力を受けて弱気になるようなことはないよ」

「これ以上何か言うべきことがあるかどうかは分からない。ただ勝負に出るだけだよ」

そう語ったハミルトンは、今後もフェルスタッペンとのクラッシュが起きる可能性を示唆し、次のように付け加えた。

「サーキットでは敬意を払わなければならないし、そうでなければ、何度も同じことが起きると思うよ」

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