日本人で唯一マスターズに出場する松山英樹(29=LEXUS)が2位に4打差をつけて、最終ラウンドをスタートした。

過去84度のマスターズで、最終日を首位で迎えた選手の優勝回数は47回。4打以上リードしていた選手が逆転されたケースも4度しかない。このデータから見ても、松山に日本男子初のメジャー&マスターズ制覇に期待がかかる。ちなみに逆転された最大の差は96年に6打差を守れなかったグレグ・ノーマン(オーストラリア)。11年のロリー・マキロイ(英国)は4打差を逆転されている。

アウト3675ヤード=パー36、イン3710ヤード=パー36


ホール
パ ー36
松 山      
ホール101112131415161718
パ ー36
松 山          

※・はパー、○はバーディー、◎はイーグル、△はボギー、□はダブルボギー

5番495ヤード、パー4


4番240ヤード、パー3

ティーショットはグリーンに乗せるも、ピン奥17メートルへ。長いバーディーパットを1メートルに寄せてパー。同組のシャウフェレがボギーで7アンダーに落とし、8アンダーで2位のザラトリスとは3打差。

3番350ヤード、パー4

ティーショットはフェアウエー。第2打は大きくグリーンをオーバー。第3打のアプローチは、上りの傾斜を越えて50センチ足らずにピタリと寄せて“お先”のパー。

▲▲写真5▲▲ 

2番575ヤード、パー5

ティーショットはフェアウエー。第2打をグリーン手前のバンカーに入れたが、第3打でピンまで1メートルにピタリと寄せる。難なく第4打のパットを決めて最初のバーディー。バウンスバックに成功し、スタート時と同じ11アンダーに戻す。一時は9アンダーとしていたザラトリス(米国)が3番で落とし、同組のシャウフェレは同じく2番でバーディーとし、2位で8アンダーの2人とは3打差。

2番、ティーショットする松山(AP)
2番、ティーショットする松山(AP)
2番、バンカーショットを打った松山(ロイター)
2番、バンカーショットを打った松山(ロイター)

1番445ヤード、パー4

スタート前から笑顔を見せるなど緊張した様子は見られず。同組は第3ラウンドに続き、世界ランキング6位の実力者ザンダー・シャウフェレ(米国)。日本語も少し話すことができるとあって、第3ラウンドでは日本語で会話する場面もあり、互いにスコアを伸ばした。同組選手には恵まれたといえる。

快晴の下、日本12日午前3時40分、2位に4打差をつけて最終組でスタート。ティーショットは右サイドの林の中へ。第2打は狭い木と木の間を抜け、フェアウエーに出す。エッジまで26ヤードからの第3打は寄せられず、ピンまで10メートル残す。パーパットは、わずかにカップの左を通過しボギー。通算10アンダーへと1つ落とす。2位で出て1、2番と連続バーディーのウィル・ザラトリス(米国)とは、あっという間に1打差に縮まる。 

1番、パーパットを外し悔しがる松山(ロイター)
1番、パーパットを外し悔しがる松山(ロイター)
1番、パーパットを外し悔しがる松山(ロイター)
1番、パーパットを外し悔しがる松山(ロイター)

6番180ヤード、パー3

7番450ヤード、パー4

8番570ヤード、パー5

9番460ヤード、パー4

10番495ヤード、パー4

11番505ヤード、パー4

12番155ヤード、パー3

13番510ヤード、パー5

14番440ヤード、パー4

15番530ヤード、パー5

16番170ヤード、パー3

17番440ヤード、パー4

18番465ヤード、パー4