ESL初代会長のペレス氏(写真は2020年2月) [写真]=Getty Images
レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長が、欧州スーパーリーグ(ESL)構想についてコメントした。20日、スペイン紙『マルカ』が伝えた。
レアル・マドリードやプレミアリーグの“ビッグ6”など欧州の強豪12クラブは18日、欧州サッカー連盟(UEFA)が主催するチャンピオンズリーグ(CL)に対抗する新たな大会として、ESLの創設を宣言。ペレス会長が大会の初代会長に就任した。
ESLについては、「一握りのビッグクラブにのみ富が集中し、クラブ間の貧富の格差が今まで以上に拡大する」、「ビッグクラブ同士の対戦の価値が下がる」などといった批判も。各連盟や各リーグはUEFAと協力して妨害の動きを見せており、計画不参加のクラブや元選手・現役選手からも続々と反発の声が上がっている。
そんななか、ペレス会長は現地時間20日、スペインのTV番組『El Chiringuito TV』に出演。ESL創設の意義について説明し、同大会の商業的成功を確信した。
「サッカーは進化する必要がある。ネットワークが私たちの振る舞いを変えたように、サッカーも現代に合わせて適応する必要がある。サッカーへの関心は失われているのだ。若い人たちがサッカーに興味を持たなくなっているが、それはなぜか? 質の低いゲームがたくさんあり、興味を持てず、他のプラットフォームで気を紛らわせているからだ」
「(レアル・マドリードの黄金期を築いた元会長サンティアゴ・)ベルナベウがサッカーの歴史を変えたように、何かを変えようとするときには、必ずそれに反対する人たちがいる。ビッグチームの中でプレーするという事実、競争力、それがより多くの資源を生み出すのだ。私たちは一つのサッカークラブであり、危機的状況にあるサッカーを救うためにやっているのだ」
「(現在のCLには)質の悪い試合が存在する。『バルセロナ対マンチェスター』は、CLの『マンチェスター対格下のチーム』よりも面白い。全世界が何を求めているのか? 我々には世界中にファンがいる。それがお金になるのであって、他の大会ではお金を生み出せない。そして、そのお金は皆のものとなる。これはピラミッド型のシステムであり、1番上のクラブがお金を持っていれば…(下のクラブにも再配分される)。だがお金が生まれなければ、その構造も存在しない」
UEFAは18日に発表した各国協会との共同声明で「ESLに参加するクラブは国内、欧州、世界のあらゆる大会への出場が禁止され、所属選手は代表チームへの出場機会を失う可能性があります」と強硬措置を示唆。また、UEFAの執行委員を務めるデンマークサッカー協会(DBU)のイェスパー・メラー会長は19日、「23日にUEFAの臨時委員会が1回開かれるはずだ。そこで(ESL参加の)12クラブは追放されるだろう」とコメントしていた。
しかし、ペレス会長は“脅し”に屈せず。19日に発表されたCLの新フォーマットを含めて、UEFAを厳しく批判した。
「脅しが実際に起こることはないから、選手たちは落ち着いていられる。独占権を管理しているUEFAは、透明でなければならない。UEFAは良いイメージを持たれていない、UEFAで起こったことを言及したくはないが、脅迫ではなく対話でなければならない。彼らは誰も理解していないフォーマットを提示し、2024年に開始すると言っているが、(ESLがなければ)2024年には我々は死んでいるだろう。(コロナ禍で)何億ユーロもの損失を出したクラブもあるんだ」
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2021-04-20 08:05:27Z
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