バルセロナはパリ・サンジェルマンとホームで戦いながら1-4の惨敗を喫し、準々決勝進出が非常に難しくなった。試合後、ロナルド・クーマン監督が記者会見に出席した。

この厳しい結果についてクーマン監督は、「パリ・サンジェルマンが我々を上回り、非常に効果的だった。特にエムバペがね。前半は本当に互角だったし、1-0の時にウスマン(デンベレ)に決定的チャンスがあった。一方、後半は守備に問題があったし、パリ・サンジェルマンは特に後半、自分たちが優れていることを示したんだ。ボールを持った時、特にフィジカル面で我々を上回っていた」と振り返った。

この敗戦が欧州内でチームがどこにいるのかを理解するための現実を直視するものになったかについては「おそらく後半はそうだ。彼らが優れていたことを認めなければいけない。彼らは特に後半、我々よりも完璧なチームであることを証明した。それを受け入れ、改善し続ける必要がある。パリ・サンジェルマンは素晴らしいチームなので、我々はあのようなことが起こり得ることを分かっていたし、彼らは今、経験やさまざまなことで我々よりも前にいる」と敗北を素直に受け入れた。

準々決勝に進出できるかについては「1-4は非常に難しいものだ。うそをつくことはできるかもしれないが、ホームで1-4の敗北を喫したので、我々には可能性がほとんどないだろう」と率直に語った。

昨年11月のけがからの復帰後、すぐに先発起用したピケについては「3カ月間の欠場後、適切なタイミングがいつなのかは正確には全く分からない。今日かもしれないし、次の日曜日だったかもしれないからね。我々はジェラール(ピケ)、医師、私の間で決断を下したが、1-4で負けていたので、90分間プレーさせるリスクを冒す必要はなかった」と説明した。

バルセロナは、パリ・サンジェルマンと3月10日にアウェーで第2戦を戦う予定になっている。(高橋智行通信員)