沖縄キャンプ中に、禁止されていた外食をするなど、2度のチーム規律違反行為で練習を外れていたJ1浦和レッズMF柏木陽介(33)が移籍で、浦和を去ることになった。

この日、戸苅淳フットボール本部長がオンライン会見で「(契約解除でなく)双方の話し合いで、移籍する方針で調整することとする」と明らかにした。期限付き移籍の可能性もあるといい、その場合は復帰の可能性もある。

クラブは新型コロナウイルス感染拡大という状況を鑑み、沖縄キャンプ中、「近隣のコンビニ以外への外出および外食は禁止」としていたが、柏木はキャンプ期間中の2月4日午後4時~同6時ごろ、チームメートのFW杉本健勇(28)と飲食店を貸し切って食事をした。

翌5日に事態を把握したクラブは「このような行為はチームの規律を乱し、クラブとして到底認められる行為ではありません」と、2人に厳重注意と罰金を科し、6日以降練習から外した。

杉本は10日から復帰したが、柏木は過去にもチーム規律違反行為があったため、練習を外れたままだった。

柏木については、リカルド・ロドリゲス監督(46)も12日にオンライン取材で「繰り返し、このような振る舞いをした。彼が今回取ったような振る舞いは受け入れることが出来ない」と話していた。