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阪神春季キャンプ(2日、沖縄・宜野座)どこまで飛ばすんや! 阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手(21)=近大=が2日、フリー打撃で宜野座日本人“最長不倒”の推定145メートル弾を放った。球場のバックスクリーン頂上を直撃した衝撃の一発に、近大の先輩でもある糸井嘉男外野手(39)もビックリ。規格外のスケールで何度も度肝を抜く金の卵。この男、底が知れない!
雨上がりの空に、虹のような弧が架かる。衝撃の打球音に誰もが天を見上げた。待てど暮らせど白球が落ちてこない。視線の先にそびえ立つ、高さ約14メートルのバックスクリーン。ボールはその頂上で跳ね、球場外へと落ちた。佐藤輝が推定145メートルの超特大弾だ。
「手応えはよかったです。風のおかげですね」
前日1日のフリー打撃では89スイングで柵越え9発。キャンプ2日目も自慢のパワーを見せつけた。右に左に柵越えを連発。迎えた最後のひと振りはバックスクリーン上部に設置された電光掲示板のさらに上、天井部分でピンポン玉のように跳ね、視界から消えた。120スイングで放った柵越えは25本。驚弾で締めた21歳は、顔色一つ変えず、さっそうと打席ケージを後にした。
正確に計測された記録こそないが、145メートル弾は宜野座では日本人“最長不倒記録”。2018年にはロサリオが左翼場外へ170メートル弾を放ったことがあるものの、日本人では03年の金本知憲や18年の糸井嘉男の140メートルが“最長”だ。近大の先輩でもある糸井が、後輩の打撃練習に目を丸くし、太鼓判を押した。
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2021-02-02 20:04:00Z
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