ラソーダさんは1976年のシーズン最終盤にドジャースの監督に就任し、1996年のシーズン途中まで21年にわたってチームを率いて監督通算1599勝をあげ、ワールドシリーズを2回制覇しました。
この間、1995年には野茂さんがドジャースに入団し、ラソーダさんが率いるチームで先発ローテーションの一角を任され、13勝をあげる活躍でナショナルリーグの新人王に選ばれました。
野茂さんは体を大きくひねって投げる独特のフォームで活躍し、いわゆる「トルネード旋風」で日米で人気を集めましたが、ラソーダさんも日本のテレビコマーシャルに起用されるなど多くの人に親しまれました。
監督退任後の1997年にはアメリカ野球殿堂に選ばれたほか、2000年のシドニーオリンピックではアメリカ代表の監督を務め、マイナーリーグの選手を率いてチームを初の金メダルに導きました。
2001年には当時の近鉄で球団アドバイザーを務めるなど、親日家としても知られ、2008年には日本球界の発展に長年貢献したとして「旭日小綬章」が贈られました。
93歳のラソーダさんは去年11月に心臓の病気で入院し、今月5日にはアメリカのメディアで退院して自宅に戻ったと伝えられていましたが、ドジャースによりますと7日夜に自宅で体調が急変し亡くなったということです。
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2021-01-09 03:21:00Z
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