Kamis, 28 Januari 2021

8年ぶり楽天復帰の田中 先行き見えぬメジャー回避か - 日本経済新聞

2013年11月、プロ野球日本シリーズ第7戦で力投する楽天の田中将大=共同

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田中が8年ぶりに楽天へ戻ってくる。石井新監督にとって心強い補強であり、東日本大震災からちょうど10年の節目での復帰は、迎える球団側としても絶好のタイミングと捉えているはずだ。もちろん、わくわくしているのは楽天ファンだけではない。プロ野球全体にとって大きなプラス材料である。

出足が遅かったオフの米大リーグ移籍市場。なかなか行き先が決まらない状況に田中もしびれを切らした格好だ。加えて、昨季はわずか60試合しか行えず、今季も先行き不透明な米国の現状に不安があったのではないか。アリゾナ州の自治体が2月のキャンプ開始延期を要請するなど、メジャーは4月1日開幕に暗雲が漂っている。一方、日本国内は全12球団が無観客となったものの、2月1日キャンプインは予定通り。レギュラーシーズンも、各チーム120試合を消化した昨季の知見を基に、今季は通常開催を見込む。球場内外の環境を考えれば、米国にこだわらず日本を選んだのも理解できる。

もちろん懸念はある。よくいわれる日米のボールの違いはどうか。田中のプロ生活は日米それぞれ7年ずつ。対応に苦しんだ米国のボールにようやく慣れてきたところでの移籍だ。もともと使いこなしていた日本製であっても、7年のブランク克服にはそれなりの時間が必要ではないか。

熱いファンの期待も重荷になるかもしれない。楽天での最終年、2013年は負けなしの24勝をマーク、最後は抑え役を担い日本シリーズ胴上げ投手にもなった。今季も、当然スタンドはあのときのような投球を期待する。もし序盤で勝てない登板が続いたら、周囲の声が変わり、ストレスになり得るかもしれない。

もちろん、本人にそんな不安はみじんもなく、プライドと自信をもっての今回の決断だろう。8年ぶりの日本で、ファンの記憶を呼び覚ますような投球、あるいはそれを覆す新しい姿が見られるのか。強いパ・リーグに楽しみがまたひとつ増えたのは間違いない。

(土田昌隆)

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